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【虎番リポート】阪神・井上のプロ1号は“師匠”である巨人・岡本との意外すぎる土台づくりから生まれた

スポニチアネックス / 2024年9月3日 5時16分

阪神・井上(左)と巨人・岡本和

 台風10号の影響により午前11時に試合中止が発表された8月30日。午後2時から行われた阪神の全体練習終了直前、巨人ナインがベンチ前に姿を見せ始めると井上は、今年で3年連続で自主トレを行った岡本和のもとへ真っ先に向かった。その2日前、DeNA戦に「5番・左翼」で出場し、第3打席に東からプロ5年目、通算82打席目にしてプロ初本塁打を記録。「“おめでとう”と言っていただきました」と笑顔を浮かべた。

 「投高打低」の現在のプロ野球にあって18年から6年連続で30本塁打以上をマークする岡本和。当然、井上は「打撃のことを中心に聞きたい」と息巻いて22年から“岡本塾”の門を叩いたが、意外にもその内容は、守備中心の“合宿”だった。

 「最初はびっくりしました。言い過ぎかもしれないですけど、ずっと守備なんです」

 午前10時頃に始まる練習は、ゴロ捕球に始まり、ノック、ハンドリング練習などが大半を占め、その後に打撃練習やウエートトレーニングを行う。「最初に比べたら、だいぶうまくなっています」。今季から2軍の公式戦では初めて一塁に就き、そつなくこなせるほどグラブさばきは上達した。打撃ではタイミングの取り方に悩みが尽きなかったが、スローイングを重ねることでヒントを得た。

 「捕ってから投げるまでの“間”とかは、バッティングと共通している部分が多いように感じる」。自主トレ中に岡本和から直接指導を受けることは多くなくても、超一流選手の技術を間近で学び、1軍の舞台で継続して活躍するための引き出しは増えている。特大のプロ1号は“師匠”との土台づくりから生まれたといっていい。(石崎 祥平)

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