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阪神・森下 中日・高橋宏攻略へ“秘策”「初球からいける球があればいきたい。自分が風穴あける」

スポニチアネックス / 2024年9月3日 5時16分

5月14日、中日先発の高橋宏(左)から中前打を放った森下

 阪神・森下が高橋宏攻略に燃える。11勝2敗、防御率0・98と圧巻の数字を残す竜の若き右腕が立ちはだかる一戦。鳴尾浜で取材に応じた背番号1は、ポイントに積極打法を挙げた。

 「真っすぐが強くて、ゾーンの中で勝負できるというところが一番凄い。カウントが悪くなる前に、初球からいける球があればいきたい」

 今季は5月14日の豊橋での1試合のみ対戦がある。1番打者として4打数2安打をマーク。通算でも7打数3安打(打率・429)だが、得意という認識はない。「(相手は今)結果も出ていて、あの時とは状態も上がっていると思う」とより警戒心を強めた。ただ、“別人”となったのは森下も同じ。前半戦の打率は・224だったが、後半戦の打率はここまで・357。本塁打も6を数える。

 「いいピッチャーなので、負けたくない。自分が(攻略の)きっかけになれるように、風穴をあけられるようにしたい」

 前回、8月16日~18日の中日との3連戦(バンテリンドーム)では、相手投手陣に12打数無安打と完璧に抑え込まれた。チームも2敗1分け。中軸を担う森下が今度こそバットで存在感を示せば、チームも再び活気づく。

 「今回はホームなので。終盤、何が起こるか分からない。甲子園の力も借りながら勝ちたい」

 7回降雨コールドで敗れた1日の巨人戦。2死一、二塁の好機で右飛に倒れ、一塁ベース付近で悔しそうに両手を膝についた。一試合、一打席の重みを実感しながらグラウンドに立っている。連覇を目指し、残り全勝の覚悟でシーズンを戦い抜くつもりだ。「上位のチームも強い。追いつくには1敗もできない気持ちでいかないと。ここからは勢いが大事」。まずは高橋宏から快打を放って、逆転優勝へ望みをつなぐ。 (松本 航亮)

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