1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【筑後鷹】仲田慶介 開幕1軍「育成三銃士」の一角が態勢を立て直し再昇格へ「結果出す」

スポニチアネックス / 2024年9月3日 6時2分

ソフトバンク・仲田慶介

 ソフトバンクの仲田慶介内野手(25)が今週にも2軍に合流する。7月11日に出場選手登録を抹消されてから腰の炎症でリハビリ組に合流していた。期間中はドジャースの大谷翔平投手(30)が取り入れて話題になり、球団も今季から試験的に導入した緻密な軌道を再現できるロボットピッチングマシン「トラジェクトアーク」で練習を重ねてきた。再昇格して“リアル”な1軍の猛者たちを打ち崩す。

 また、みずほペイペイドームの歓声を一身に浴びたい――。今の仲田はその一心だ。7月に2軍へ降格し、腰の炎症でリハビリ組へ。2週間ほど安静にして練習を再開した。「本当はもっと療養が必要だったんですけど、痛みもなかった」と強行した。ステップを踏みながら、先週末に3軍戦で実戦復帰。今週にも2軍に合流する流れだ。

 川村、緒方と「育成三銃士」と評された。3年間の積み上げと春季キャンプからのアピールが実って開幕前にそろって支配下登録。開幕1軍に生き残り、24試合で打率・214。ただ、スタメン出場は2度で6月7日のDeNA戦が最後。守備固めや代走など、途中出場が役割だった。試合に出られないモヤモヤは筋力トレーニングにぶつけていたといい「思いが強すぎた分、腰を痛めちゃったのもある」と反省。柔軟性を出すことを意識して体を見つめ直した。

 筑後市のファーム施設では今季から導入された秘密兵器相手にバットを振った。最新鋭の機械「トラジェクトアーク」だ。ドジャースの大谷が使用して話題になった打撃練習ができる最新鋭の機械で、ソフトバンクでも試験的に導入された。バッティングセンターのように投手の映像が出る。さまざまな選手のデータがインプットされており、軌道や球質まで完全再現される。「ずっと対戦しています。球の質も一緒なので相当練習になる」と興奮気味に語った。

 プロ初安打を放った西武の高橋やオリックスの宮城らに挑む。実戦では対戦がないロッテ・佐々木の165キロも目に焼きつけた。「どうやって打とうかなとか。今のままじゃ通用しない」と打力アップを目指している。

 守備面にも余念がない。中谷リハビリコーチや笹川4軍内野守備走塁コーチにノックを打ってもらい釜元4軍外野守備走塁コーチからもレクチャーを受けた。打球感などを確認したそうで「まずは守備から入って、少ないチャンスで結果を出したい」と言った。

 1軍は4年ぶりの優勝へカウントダウンが始まっている。「2軍で死ぬ気で結果を出せば、チャンスはある」。燃える気持ちをグラウンドで表現する。 (杉浦 友樹)

 ◇仲田 慶介(なかた・けいすけ)1999年(平11)7月25日生まれ、福岡県出身の25歳。福岡大大濠では17年春の選抜に出場し、8強入りに貢献。福岡大でも2年秋からレギュラーとして活躍し、21年育成ドラフト14位で入団。今季開幕前に支配下登録された。背番号69。1メートル74、77キロ。右投げ両打ち。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください