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大商大・渡部聖弥 今秋ドラフト1位候補が初戦第1打席で一発回答「打った瞬間にいったなと」

スポニチアネックス / 2024年9月3日 6時2分

<大商大・神院大>初回に左越え先制2ランを放った大商大・渡部(撮影・河合 洋介)

 ◇関西六大学野球開幕節1回戦 大商大6―0神院大(2024年9月2日 南港中央)

 秋季リーグ戦が開幕し、大商大は神院大を6―0で下して6季連続優勝へ好発進した。「4番・三塁」で先発した今秋ドラフト1位候補の渡部聖弥外野手(4年)は、初回に左翼席へ先制2ランを含む2安打。連盟史上14人目のリーグ戦通算100安打も達成し、視察したプロ9球団のスカウトへのアピールに成功した。

 初スイングで、ドラフト1位候補にふさわしい実力を証明した。初回2死三塁で秋季リーグ初打席を迎えた渡部は、カウント1―1からの真ん中高め直球を逃さなかった。上から叩くように捉えた左中間への飛球は、「打った瞬間にいったなと思った」と自画自賛の2ランとなった。

 さらに、5―0の8回先頭で放った2安打目の左前打でリーグ通算100安打に到達した。過去13人しかいない大台。「積み重ねた結果が大きな数字になった」と胸を張った。

 8月28日の高校日本代表の壮行試合で、大学代表の4番を務めた強打者。しかし今春リーグ戦では、打率・220、1本塁打の不振に陥った。「春は入りが悪くてズルズルといった。何事も入りが、その後を決める」。1打席目の集中力を高めた結果、リーグ通算9本塁打目が生まれた。

 守備では本職の外野ではなく、今季から内野に専念。今回は三塁で先発し、6回守備から二塁に変わった。広陵(広島)時代は三塁手とあり、4度のゴロをさばいて「違和感はない」と内野守備の堅実さも見せた。

 球場には4人体制の阪神を含む国内9球団15人のスカウトが訪れた。ロッテの榎康弘アマスカウトディレクターは「(ドラフト1位指名の)12人の候補になってくることは間違いない」と分析。堂々の1位候補として、最高のスタートを切った。 (河合 洋介)

 ◇渡部 聖弥(わたなべ・せいや)2002年(平14)8月31日生まれ、広島県府中市出身の22歳。小1から南少年野球クラブで野球を始め、広陵では2年春の選抜大会に出場。大商大では2年秋のリーグ戦で1シーズン最多記録の5本塁打。1メートル77、88キロ。右投げ右打ち。

 ≪最速148キロ2年生左腕の星野が“マダックス”≫

 ○…大商大の最速148キロの2年生左腕・星野世那が球数88球で「マダックス」(100球未満の完封)を達成した。「ストライク先行を意識した」と与四死球は4回先頭での死球のみ。被安打4にとどめ「失点すれば交代」の指令に応えた。リーグ戦登板は昨秋以来2試合目ながら、6月の全日本大学野球選手権では準優勝した早大相手に8回0/3を11奪三振、無失点と好投。「あの試合だけと言われないようにやってきた」と成長を示した。

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