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西武・岡田 今季限りで引退 バッテリー組精神的支柱の35歳捕手が…近日中に発表

スポニチアネックス / 2024年9月3日 2時3分

今季限りで引退することが分かった西武・岡田

 西武の岡田雅利捕手(35)が今季限りで現役を引退することが2日、分かった。近日中にも発表される。今後の去就は未定だ。

 西武一筋で長らくバッテリー組の精神的支柱だったベテラン捕手が、ユニホームを脱ぐ。大阪桐蔭で同学年の中田(現中日)とバッテリーを組み、2年夏から2季連続で甲子園に出場。大阪ガスを経て13年ドラフト6位で入団した。当時は炭谷が正捕手として君臨しており、17年の68試合出場が最多だったが、誰からも慕われる明るい性格で若手の相談役となり、18、19年のリーグ連覇を支えた。

 母校の6学年後輩で同期入団の森(現オリックス)からは公私で慕われた。練習中は兄弟のようにじゃれ合う一方、自らの立場もいとわず、献身的にリード面の相談に乗って正捕手に育っていく過程の森をサポートした。21年オフには「ライオンズが大好き」と国内FA権を行使して残留。新たに3年契約を結んだが、近年は膝の故障に苦しんだ。22年7月には左膝関節鏡下半月板部分切除術を受け、同年は1試合の出場。再起を目指した翌23年も3月に「球界で初めてかもしれない」という大腿骨・脛骨(けいこつ)骨切り術を受け、懸命なリハビリの末、今年4月の3軍戦で実戦復帰を果たしたばかりだった。

 チームは2年連続でBクラスに低迷し、過渡期を迎えている。毎年オフに行われるファン感謝イベントでのMCやトークショーでも好評を博していた「岡ちゃん」が、ファンに惜しまれつつグラウンドを去る。

 ◇岡田 雅利(おかだ・まさとし)1989年(平元)6月30日生まれ、奈良県出身の35歳。大阪桐蔭では2年夏の甲子園と3年選抜に出場。大阪ガスを経て13年ドラフト6位で西武入団。14年5月17日楽天戦でプロ初出場、15年7月8日オリックス戦では山崎福からプロ初本塁打を放った。1メートル73、80キロ、右投げ右打ち。

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