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小結・平戸海が荒汐部屋で20番 若隆景とは4勝4敗で「勉強になります」と手応え

スポニチアネックス / 2024年9月3日 12時35分

若隆景を一気の攻めで寄り切る平戸海

 大相撲の小結・平戸海(24=境川部屋)が3日、東京都中央区の荒汐部屋に出向き、関脇・霧島、平幕の若隆景らと20番取った。現役で屈指の稽古量を誇る平戸海はこの日も勢力的に土俵に入った。得意の右差し、左前まわしからの速攻で若隆景を一気に寄るなど新三役の名古屋場所で10勝した勢いを披露。元大関の霧島には序盤は動きで圧倒する場面もあったが、最後に三番稽古の形になると相手の右差しを警戒され1勝4敗。10勝10敗で稽古を終えた。

 荒汐部屋への出稽古は初めてという平戸海は「いい稽古が出来ました。良かったと思いますし、自信にもなりました。自分の形の相撲も少しづつ出てきました」と充実した表情で振り返った。名古屋場所では若隆景との初対戦で完敗。「(若隆景との稽古は)勉強になります」と稽古での対戦を熱望している。先週は若隆景が境川部屋に出稽古に来たこともあり、この日は自らが足を運んで優勝経験もある実力者と4勝4敗。「少しづつ通用してきた」と手応えをつかんでいる。

 名古屋での2桁をムダにしないためにも、秋場所(8日初日、東京・両国国技館)は大事な場所となる。「立ち合いからの出足。2、3歩目を意識していきたい」と表情を引き締めた。

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