孤児院出身サヘル・ローズ「児童養護施設だから可哀想…にはならないで」24時間テレビで注目も…思い

サヘル・ローズ

　女優、タレントとして活動するイラン出身のサヘル・ローズ（38）が3日までに自身のSNSを更新。児童養護施設が注目を浴びていることを受け、思いをつづった。

　8月31日から9月1日にかけて放送された日本テレビ系「24時間テレビ47」では、お笑い芸人のやす子がチャリティーランナーを務めた。高校生の頃に児童養護施設で暮らしていたやす子は、施設のことを少しでも知ってもらうために走った。33回目を迎えたチャリティーマラソンの歴史の中で、初めての目的別募金「マラソン児童養護施設募金」が開設され、同番組終了時点で総額4億3801万4800円が集まった。

　自身も孤児院で育ち、国内外で子どもたちへの支援活動を続けるサヘル・ローズは「児童養護施設だから可哀想にだけはならないで欲しい」と投稿。

　「いろんな伝え方があって正解だと感じます。いろんな理由があり、おかれている状況もみんな違います。大切なのは、ひとくくりにして課題をみない。まずは、知る　知ったらこの先を見つめる　追いかける」と呼びかけ「そして忘れないで欲しい　施設出身である前にみんな、名前があります。知ってくれてありがとう　教えてくれて、ありがとう」と伝えた。