深夜3時から始まる日常…井上尚弥の対戦相手はボクシング以外に仕事をする“二刀流”ボクサーだった！

＜井上・ドヘニー計量＞計量パスした井上（左）とドヘニー（撮影・島崎忠彦）

　◇4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ　井上尚弥―TJ・ドヘニー（2024年9月3日　東京・有明アリーナ）

　世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（31＝大橋）が4本のベルト防衛をかけて元IBF同級王者TJ・ドヘニー（37＝アイルランド）と対戦するタイトルマッチは、東京・有明アリーナで行われる。

　岩佐亮佑（セレス）らを下した日本人キラーと言われる37歳元世界王者のドヘニー。ドーピングを疑われるぐらい素晴らしい肉体を持っているが、その裏には日頃からの努力の積み重ねがあった。

　実は足場を作る現場仕事をしながらボクシングに励む二刀流ボクサー。ドヘニーの生活は深夜3時に起床。そこからジムワークをして帰って、少し休んで現場仕事に行き昼休憩でロードワークをして夕方7時まで仕事。そこから帰宅して就寝する日常を送っている。

　そして4人の子供を持つ父親のため、仕事とボクシングを両立するほど勤勉さもある。今回も仕事しながらファイトキャンプに臨み、自信を持って“モンスター”尚弥の対角に立つ。