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アメフト関学大 「大麻疑惑」に動揺見せず大勝発進 甲子園ボウル7連覇へ強さ健在

スポニチアネックス / 2024年9月3日 21時23分

<関学大・桃山大>第2Q、ベンチから指示を出す関学大・大村和輝監督(中央)(撮影・中辻 颯太)

 ◇関西学生アメフト1部リーグ 関学大75ー10桃山大(2024年9月3日 MKタクシーフィールド)

 いつもの青いジャージが静かに燃えていた。前人未到の甲子園ボウル7連覇に挑戦するシーズンの開幕戦という意味合いだけではない。思わぬ形で世間の注目を集めたことに、プレーで「答え」を出す必要があった。

 キックオフのホイッスルとともに、トップギアに入れた。開始1分にエースRB伊丹翔栄(4年)がTDラン。第1Q5分0秒には、1年生ながら初戦の司令塔を任されたQB星野太吾が自身のランで追加点をもぎ取る。前半を終了して44ー3。スコア以上に、ほとばしる気迫がすべてのプレーにみなぎっていた。

 本来ならリーグ戦開幕が予定されていた8月30日、アメフト界の名門が揺れに揺れた。日本アメフト協会がU20日本代表のカナダ遠征中、関学大5選手が規律に違反した行動をしたとして処分を発表。うち一人は「大麻含有製品」を所持し、使用したとして、日本代表資格の無期限停止、関学大に同選手の活動無期限停止を勧告した。

 発表を受け、午後に会見した関学大は、尿検査を実施した結果、全選手が陰性だったことを公表。「(使用を認定した)協会とは、見解のズレがある」(小野宏ディレクター)と真っ向から否定した。それぞれの言い分が平行線をたどる中、王者は今シーズン初戦。処分を受けた5選手はベンチから外れているとみられる。

 

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