西武が52年ぶり80敗の屈辱…高橋光成は球団ワースト11連敗＆14試合勝ち星なし

＜オ・西22＞7回、ピンチを迎え降板する高橋（撮影・後藤　正志）

　◇パ・リーグ　西武2―3オリックス（2024年9月3日　ほっと神戸）

　西武はオリックスに競り負け、連勝がストップ。今季80敗目を喫した。高橋光成投手（27）は6回2/3を8安打3失点と粘りの投球も、22年に10連敗した隅田を抜く、球団ワースト11連敗となった。

　開幕から先発13試合勝ち星なし、チームワーストタイとなる10連敗中の高橋。この日先発のマウンドに上がると、3回まで無四球無失点と絶好の立ち上がりを見せた。

　しかし1点リードの4回、西川に初球を逆転2ランを許すと、2ー2の6回には紅林に左前適時打を浴び再び勝ち越しを許した。7回も続投したが1死一、三塁のピンチを招くと、4番・西川を迎えたところで無念の降板。6回2/3を8安打3失点だった。

　打線はオリックスの先発・田嶋に対し2回、1死三塁の場面で9番・柘植が左前適時打を放ち先制に成功。4回に1―2と逆転され、5回1死二、三塁から7番・外崎の犠打で同点としたが、その後はあと一本が出なかった。

　高橋はこれで開幕14試合勝ち星なしとなり、開幕11連敗。開幕から11連敗以上は60年に11連敗した大津守（近鉄）以来64年ぶり4人目。パでは大津に並ぶワーストタイとなった。プロ野球記録は56年権藤正利（大洋）の13連敗。

　また、チームは今季80敗目。80敗以上は西鉄時代の72年80敗(47勝80敗3分け）以来52年ぶり4度目の屈辱となった。球団ワーストは71年の84敗となっている。