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腰痛めて尚弥戦途中棄権のドヘニー 大橋会長「体重が増えたのが原因では」「大食い競争じゃないんで」

スポニチアネックス / 2024年9月3日 22時33分

<ダブル世界戦 井上・ドヘニー>7回、TKO負けのドヘニー(撮影・島崎 忠彦)

 ◇4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 統一王者 井上尚弥(大橋)<12回戦>元IBF同級王者 TJ・ドヘニー(志成)(2024年9月3日 東京・有明アリーナ)

 世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が挑戦者でWBO世界同級2位のTJ・ドヘニー(37=アイルランド)に7回16秒TKO勝ちして4本のベルトを守った。7回開始直後、井上が数発のパンチを打ち込むと、ドヘニーは腰をおさえて棄権した。

 試合後の会見でヘクター・バミューデス・トレーナーは「7ラウンドでのケガのように見えたが、その前に痛めていた。神経が少し痛んでいた」と説明。プロモーターのマイク・アルタムラ氏は「腰にパンチが当たって神経を少し痛めてしまったのが6ラウンド目。コーナーに戻ってきてからも立て直して戻れると思ったが、痛みが悪化した」と補足した。ドヘニーのコメントとして「もし、明日6ラウンドの続きができるようならば、本当にやってみたいという思いでいる」と伝えた。

 前日2日の公式計量で、ドヘニ―はスーパーバンタム級のリミットを200グラム下回る55.1キロでパス。この日は11キロも増量し、66.1キロでリングに上がっていた。大橋ジムの大橋秀行会長は試合後の会見で「ドヘニーを(5月に破った)ネリ以上に警戒していた」と明かした上で、「体重が増えたのも腰を痛めた原因じゃないかな」と推察。計量直後も大幅増量の効果に疑問を呈していたが、この日も「大食い競争じゃないんで」と厳しかった。

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