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比嘉大吾 世界王者剥奪後に頭をよぎった“引退”…助けてくれた野木トレーナーの存在

スポニチアネックス / 2024年9月3日 23時10分

<ダブル世界戦>試合を振り返る比嘉(撮影・島崎忠彦)

 ◇プロボクシングWBO世界バンタム級タイトルマッチ 王者・武居由樹(大橋)<12回戦>同級1位・比嘉大吾(志成)(2024年9月3日 東京・有明アリーナ)

 元WBC世界フライ級王者でWBO世界バンタム級1位の比嘉大吾(29=志成)は同級王者・武居由樹(28=大橋)に0-3の判定で敗れ、約6年5カ月ぶりの世界王座返り咲きを逃した。試合後には引退表明をした。

 一進一退の激闘が続く名勝負となった世界戦。フックを叩き続けてひるまず、中盤以降は左のジャブで突き放した。11回にはスリップ気味ながら左フックを側頭部に当ててダウンを奪取。しかし、肝心の12回に武居の猛攻を浴びて追い込まれ、ジャッジの採点は1点差が2人、3点差が1人でベルトに届かなかった。

 18年4月のWBC世界フライ級3度目の防衛戦の前日計量で体重超過。王座を剥奪され、試合でもクリストファー・ロサレス(ニカラグア)に9回TKO負けで引退も考えていたという比嘉。

 しかし野木丈司トレーナーから猛アプローチを受けた。「もう半年ぐらいは自由にやってたんですけど、野木さんから“絶対やりたくなる”っていう言葉がありました。そのときも22、23でした。ずっとしつこく野木さんから“練習一緒にやろう”と連絡が来て、ずっと誘ってくれました」と明かした。

 そして「正直な話…もう1回やろうと思ったのはお金のためなんです」と吐露した上で、「やることもないし、金のためにやってるうちに、遅いんですけど今日気づいたんです。俺のことを思って、世界戦を組んでくれたりトレーナーしてくれたので喜ばせたいと思った」と話した。

 「恩返しはできてないですけど、違う形で恩返しできればと思います」と支えてくれていた人たちに感謝した。

 そして「自分の中でやり切った感じがします。悔いもないです。自分のチームもわかってると思う」と引退を表明。「ボクシング人生いろいろあって、野木さんと18歳からやってきましたけど、楽しい10年間でした」とボクシング人生に別れを告げた。

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