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決勝打のオリ・紅林 夏場不振で「もう1回ボウズにしたろうかな」も思いとどまった理由は…

スポニチアネックス / 2024年9月4日 5時46分

4月に丸刈りにしたオリックス・紅林

 ◇パ・リーグ オリックス3―2西武(2024年9月3日 ほっともっと神戸)

 オリックス・紅林が、6回2死三塁で決勝の左前適時打を放った。

 「やっぱり今まですごく迷惑かけてきたんで。ここから取り返すというか、もっとチームを勝たせられるバッティングはできるようにしたい」

 7月の月間打率が・135、8月が・226と夏場に入り下降線をたどる中、飛び出した貴重な一打。「本当に2カ月ぐらい全然打てなくて、もう1回ボウズにしたろうかなと思ったんですけど」と今年4月に一度丸刈りにした大型遊撃手は悩める胸中を吐露。

 それでも「さすがにとどまりました(笑い)。こんな調子悪くなって毎回ボウズにしていたら、一生ボウズだなと思って。もうやめようと思って」と絶ちきり、自らの打撃と向き合ってきた。「ここから続けていくことが大事。なんとか1本出たので、気持ちも乗っていけるように」

 打撃練習でアドバイスを送るなど親身に寄り添ってきた中嶋監督も「汚いヒットですけど、結果がああやってタイムリー、しかも勝ち越しってなったら気分も上がってくる。それで前向きにというか、いい方向に向かってくれたらいいと思いますし。心配は心配ですけど」と、さらなる浮上を願っていた。

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