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マツゲン箕島6度目V 奥田がMVP 全日本クラブ野球選手権

スポニチアネックス / 2024年9月4日 4時52分

<エフコムBC・マツゲン箕島硬式野球部>優勝し、胴上げされるマツゲン箕島硬式野球部・西川監督(中央)(撮影・五島 佑一郎)

 ◇スポニチ後援・第48回全日本クラブ野球選手権大会最終日(2024年9月3日 ジェットブラックフラワーズスタジアム)

 準決勝と決勝が行われ、マツゲン箕島硬式野球部(和歌山)が4大会ぶり6度目の優勝を果たした。準決勝では一昨年王者の大和高田クラブ(奈良)に快勝し、決勝でもエフコムBC(福島)を7回コールドで下した。最高殊勲選手賞には奥田貫太投手(23)が選出された。マツゲン箕島硬式野球部は、10月下旬開催予定の社会人野球日本選手権に出場する。

 西川忠宏監督が宙を舞う。胴上げの輪の中心には、MVPに輝いた奥田がいた。

 花園大では昨年の全日本大学選手権で登板した実績のある期待の新人右腕だ。直球の最速は150キロ超。準決勝で大和高田クラブを8回無失点、6三振に封じ、今大会2勝目を挙げた。2試合計15回を1失点でMVPに輝き「表彰式で呼ばれた瞬間、とてもうれしかった」。本業のスーパーマーケットでは品出しを担当しながら、大会での4連投を見据え、肩の持久力強化へ投げ込んできた。

 決勝での登板はなかったが、打線が失策で得た好機を逃さず7安打9得点を挙げてコールド勝ち。西川監督は「日本選手権でも目先の1勝を目指して頑張りたい」と次の目標に照準を定めていた。

 ▼エフコムBC・中島周作監督(準決勝で前回覇者を破るなど)随所に選手たちの成長が感じられた。決勝は力の差があった。

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