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ドジャース・大谷 3盗塁で46盗塁目 史上初「50-50」へ「チャンスがある」

スポニチアネックス / 2024年9月4日 1時32分

<Dバックス・ドジャース>4回、二盗を決める大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇ナ・リーグ ドジャース11-6ダイヤモンドバックス(2024年9月2日 フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)は2日(日本時間3日)、ダイヤモンドバックス戦で2安打を放ち、自身2度目の1試合3盗塁。2試合ぶりの本塁打こそなかったが46盗塁となり、史上初の「50―50(50本塁打、50盗塁)」へ向け、シーズン「51―54」ペースとした。3日(同4日)からは、古巣エンゼルスの本拠地をシーズンでは初めて訪れての2連戦。6年間プレーしたエンゼルスタジアムに凱旋する。

 走れば成功。確信を持ち、挑み、決める。大谷が自身2度目の1試合3盗塁を決めた。

 「常に高い確率でセーフになる自信があれば行くべき。多く企画して失敗が多いより、それなりの企画数で高い成功率の方がいい」

 盗塁を生むのは速さだけではない。その極意を体現した。まずは4回2死一、三塁から二盗に成功。盗塁数を44に伸ばすと、圧巻は右前打で出塁した7回だった。続くベッツの打席。初球にクイックモーションで投げた左投手は、右足を大きく上げていた。2球目、大谷は癖を見抜いていたように、迷わずスタートを切る。悠々と二盗を決め、両手を叩いて喜んだ。直後の3球目に三盗も成功。いずれも抜群のスタートで46盗塁とした。

 「健康な状態で一試合でも多く出られれば、チャンスがあるんじゃないかと思います」

 史上初の「50―50」達成へ向け、力強い言葉が出るのも当然だった。24試合を残し「44―46」となり、「51―54」ペースに到達。01年イチロー(マリナーズ)が持つ日本選手最多の56盗塁更新も見えてきた。7月23日ジャイアンツ戦以来、23回連続盗塁に成功。成功率は92%にも達した。

 「今まで一番多くの時間を過ごした球場ですし、ファンの人たちの前でプレーするのは特別なこと。楽しみにしています」

 3日(日本時間4日)からは、昨年まで6年間在籍した古巣・エンゼルスとの2連戦が待つ。移籍後初めてエ軍の本拠地を訪れた3月26日のオープン戦では昨季MVP受賞を祝う特別映像が流され、大歓声を浴びた。一発を放てば、同球場で通算100本塁打。メジャー7年目で初めて体験する「ヒリヒリする9月」に、最高の状態で凱旋を果たす。

 チームは同地区のダイヤモンドバックスとの4連戦で3勝1敗と勝ち越し、シーズン対戦を7勝6敗で終えた。ポストシーズンで対戦した場合のホームアドバンテージを得る開幕優先権を獲得。ダ軍と勝率が並んだ場合に順位が上回ることも決まった。地区優勝のマジックは2つ減り19。「全体的にきれいな野球だった。緊迫感のある試合が多い。チームとしても、個人的にも凄く目の前の試合に集中できている」。やりがいに満ちた表情が全てを物語っていた。(笹田幸嗣通信員)

 ▽大谷のエンゼルス戦 3月26日のオープン戦で、移籍後初めてエンゼルスタジアムでの試合に臨んだ。初回は空振り三振、4回も2打席連続で空振り三振に倒れた。予定通り6回の打席で代打を送られて交代。専属通訳だった水原一平被告(39)の違法賭博問題発覚直後で、韓国ソウルでの同21日のパドレス戦の第2打席から13打席連続無安打となった。レギュラーシーズンでは6月21、22日のドジャースタジアム2連戦で2戦連発した。

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