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阪神・木浪、満塁男が本領V撃!「割り切って1球でいけた」中日・高橋宏に黒星つける値千金2点タイムリー

スポニチアネックス / 2024年9月4日 5時18分

<神・中>2回、木浪は先制の2点打を放つ(撮影・平嶋 理子)

 ◇セ・リーグ 阪神4―1中日(2024年9月3日 甲子園)

 満塁の場面で無双する阪神・木浪が、今季はマウンド上で無双状態の高橋宏から値千金の一打を放った。0―0で迎えた2回無死満塁の先制機。右腕の初球、156キロ外角直球を、はじき返した。

 「初球を行くと決めて、割り切って1球でいけた。それがいい結果になってよかった」

 打球は左前で弾む2点適時打となった。投手戦が予想された一戦で、早々とスコアボードに「2」を刻みつけた。この日、試合前ファーストピッチには、かねて「木浪ファン」を公言し、同じメンタルコーチに師事するパリ五輪女子レスリング76キロ級金メダリストの鏡優翔が登場。「精いっぱいエールを送ります」と話していた“ツヨカワクイーン”の前で、「満塁男」の本領を発揮した。

 勢いは止まらない。2点リードの7回先頭でも高橋宏の初球、153キロ直球を右越え二塁打とし、3点目の口火を切った。さらに3―0の8回1死満塁では押し出し四球を選び、この日3打点。これで満塁機は打率・538(13打数7安打)、14打点へ伸ばした。

 「満塁機」で忘れることのできない凡退がある。昨年7月12日DeNA戦、2―2で迎えた4回2死満塁。20年のサイ・ヤング賞を獲得した右腕・バウアーに1ボールから、真ん中156キロ直球を見逃し、続く157キロ直球は空振り、最後は158キロ直球に空振り三振に倒れた。「あれはエグい球でしたけど、あの球を打たないといけない」。今年も午前11時からのランニングに始まり、その後、室内マシン打撃では徹底して左方向へ打ち続ける。高橋宏のこの日最速156キロを左前打し、153キロを二塁打したのは、ギアチェンジの前に屈した「あの球」の教訓があった。

 ヒーローインタビューでは亜大の1学年下の後輩・高橋と共演。「一戦、一戦勝つだけなので、明日(4日)も勝ちたい」。残り21試合。「恐怖の8番」が躍動すれば、逆転Vも現実味を帯びる。(石崎 祥平)

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