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阪神・近本 難敵からトドメの一打 高橋宏の出はなくじいた16戦連続安打でセ2位最多安打

スポニチアネックス / 2024年9月4日 5時18分

<神・中>7回、右前適時打を放つ近本(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神4―1中日(2024年9月3日 甲子園)

 阪神・近本がトドメの3点目を叩き出した。2―0の7回。先頭・木浪が右翼フェンス直撃の二塁打で出塁し、代打・熊谷が送って1死三塁。「次の1点」の重要性を誰よりも理解するクラッチヒッターが高橋宏の内角高め155キロ直球を右前へ。防御率0・98でこの一戦に臨んだ難攻不落の剛腕はマウンドにしゃがみ込むしかなかった。

 「熊谷がきっちりバントを決めてくれたので。勝って良かった」

 後輩の献身を称える姿が憎らしい。初回先頭では、カウント0―1からのナックルカーブをバットの先で拾い、中前へ。連続試合安打を「16」へ伸ばすと、2点先制直後の2回1死二、三塁で巡った第2打席も痛烈な中飛。タッチアップでの生還を期した三走・梅野の憤死で犠飛にはならなかったが、序盤から攻略の糸口をつかむ原動力となり、「高橋宏、恐るるに足らず」を印象づけた。

 この日の2安打で、今季136安打。1安打を放ち、同137安打としたトップのヤクルト・長岡を猛追する。3位は同じくこの日1安打の中日・細川で、同133安打。最多安打のし烈なタイトル争いは、近本が最も不利と言っていい。チームが下位に沈む他の2人は個人成績に注力できる上に、残り試合数が4~5試合多い。だが、新人から5年連続打撃タイトル獲得はダテじゃない。残すは21試合。優勝争いの重圧や逆境をはねのけ、堂々トップでゴールを果たす使命がある。

 プロ6年目までの通算安打数も「909」まで積み上げ、トップの長嶋茂雄まで「17」と迫った。記録との戦いに注目が集まる中でも、近本が目指すは「連覇」のみ。歴代屈指の安打製造機が、奇跡への扉をこじ開ける。(八木 勇磨)

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