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阪神・梅野 「状況を見てつなぐことに集中した」バスターで満塁お膳立て 打ち込み実り打率回復

スポニチアネックス / 2024年9月4日 5時18分

<神・中>2回、バントの構えを見せる梅野(撮影・後藤 大輝)

 ◇セ・リーグ 阪神4―1中日(2024年9月3日 甲子園)

 プロ11年で磨いた技で阪神・梅野がチャンスを拡大した。2回無死一、二塁。マウンドはここまで防御率0点台の高橋宏。送りバントの構えでカウント1―1からの3球目。前進守備の一塁・石川昂をかわして一、二塁間を破るバスター右前打に成功し、木浪に満塁の場面をお膳立てした。

 「狙い通りに決まって、(木浪)聖也が決めてくれた。攻撃的なパターンでつなげたのは良かった。状況を見て(バスターで)つなぐことに集中した」

 打率1割台に低迷する中、何とか当たりを取り戻そうと早出で打ち込む姿があった。今岡打撃コーチのチェックを受けながら、逆方向への打撃に活路を見いだした。逆方向を意識するから長くボールを見ることができる。最近の出場4試合は引っ張らずに4安打。打率・200に戻した。

 「遥人もカウントを悪くすることはあったけど、踏ん張りどころで点を与えなかったのはバッテリーとしても収穫」と3戦3勝の高橋の投球もしっかり支えた。9回に福永のファウルを左肩に受けたが、「ちょっと嫌な感じがしたけど大丈夫」と気持ちをさらに奮い立たせた。(鈴木 光)

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