また負けた…ホワイトソックス泥沼12連敗で109敗目 9失点＆零敗に加えお粗末守備 屈辱記録目前

＜オリオールズ・ホワイトソックス＞2回、フライを追って左翼手と交錯したホワイトソックスの三塁手・バルガスはグラウンドに倒れ込む（AP）

　◇ア・リーグ　ホワイトソックス0－9オリオールズ（2024年9月3日　ボルチモア）

　ホワイトソックスは3日（日本時間4日）、敵地でのオリオールズ戦に完敗。12連敗となり、今季109敗目を喫した。

　先発・ナストリニが立ち上がりから4安打を集められ3失点。2回も四球を連発し押し出しで失点すると、2死満塁からはオリオールズ6番・ヒメネスのフライを追いかけ、三塁手・バルガスと左翼手・ベニンテンディが交錯。打球が転がる間に一気に走者が生還し、適時失策で3点を失うお粗末ぶりを見せた。

　バルガスは今季途中にトレードでドジャースからホワイトソックスに移籍した内野手。この回途中に負傷交代した。

　打線も2回までに7点リードを許すと散発6安打で零敗を喫した。

　近代野球の1900年以降のワースト記録は62年メッツの120敗。ホ軍はこの日の敗戦でシーズン126敗ペースで、屈辱記録を更新する可能性がある。

　ペドロ・グリフォル前監督は8月上旬に解任され、現在はグレーディ・サイズモア・コーチが暫定的に指揮を執っているが、チーム状態は上向くことなく、2桁の大型連敗は今季3度目と歴史的な低迷が続いている。

　すでに56勝106敗だった1970年の球団ワースト記録を更新している。