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【大谷翔平と一問一答】ベッツ3ランに「さすがのひと言。エンゼルス的には一番嫌な形で得点された」

スポニチアネックス / 2024年9月4日 14時9分

試合後、メディアの囲み取材に応じる大谷翔平(撮影・柳原 直之)

 ◇インターリーグ ドジャース6―2エンゼルス(2024年9月3日 アナハイム)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、移籍後初めてエンゼルスタジアムに凱旋してエンゼルス戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で右翼線へ適時三塁打を放ち、チケットが完売して満員に埋まった古巣ファンの前で恩返しの一打となった。これがシーズン81本目の長打で自己最多を更新した。チームはタイブレークの延長10回に大谷が申告敬遠でつなぐと、ムーキー・ベッツ内野手(31)の3ランなどで4点を奪って競り勝った。貯金は今季最多の29とし、地区優勝へのマジックは18に。これで今季のエンゼルス戦は1試合を残して2勝1敗と勝ち越した。

 試合後の大谷との一問一答は以下の通り。

 ――アナハイムはキャリアが始まった場所だが、特別な思いは?

 「レギュラーシーズンで初めてだったので楽しみにしていましたし、勝ちたいなというのが一番だったのでいい形で勝ててよかったです」

 ――多くのドジャースファンが訪れた。

 「選手としてありがたいですし、本当に心強いというのが率直なところ。(試合の)流れとしても大きな声援があるとそれだけで違うと思うので、それだけで心強いと思います」

 ――感傷的になる場面はあったか?

 「アナハイムのファンの前でプレーできるのが一番で感謝しかない。ここでプレーできたのが大きなことだったなと思います」

 ――申告敬遠の後にベッツが本塁打を打ったことは?

 「さすがのひと言。うちとしては一番いい形で勝てたと思う。逆に言えばエンゼルス的には一番嫌な形で得点されたのかなと思う。明日自分たちがいい形で入っていけると思う」

 ――最近2位以下とのゲーム差が広がっていることは?

 「今日もなかなかヒットが出なかったり苦しいところはあったけど、ワンチャンスをモノにしてつながってくると打線としても大きい。最後の月ですし、最後までみんなで(力を)振り絞ってやりたいです」

 ――この日に限ってはエンゼルスよりも大谷を応援するエンゼルスファンがいた。

 「そう思ってくれているファンの人がいてくれるのはうれしいですし、エンゼルスのファンの方に感謝しかない。今年もプレーできたことが今日は一番良かった。もちろん打てればいいですけど、プレーできたことが特別かなと思います」

 ――適時三塁打は左腕デトマーズとの対戦で真っすぐが合わない中で変化球を捉えた。

 「特に狙い球はなかった。しっかりと甘い球を打てたのも良かったし、三塁まで行けたのも良かったと思います」

 ――試合前にビジター側の右翼ではなく、ホーム側の左翼でキャッチボールを行ったことは?

 「ずっとあそこでやっていたので。逆に中でやる場所がなかったのであそこでやった。なかなか時間もないですけど、明日もブルペンしっかり入れるようないいステップになったかと思います」

 ――エンゼルスのオハピー、ウォードが本塁打を放ち、右腕ジョイスは今季メジャー最速となる105・5マイル(約169・8キロ)を計測した。エンゼルスの選手の活躍を見て。

 「もちろん打っていることも素晴らしいですし、本当に健康で1年間出られるのが選手として大事。やりきったと思えると思うので、最後までとにかくケガなくプレーできればいいんじゃないかと思います」

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