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井上尚弥、アラム氏熱望の来年のベガス再進出にも意欲的「12月の試合をクリアしたら」

スポニチアネックス / 2024年9月4日 14時31分

<ダブル世界戦一夜明け>全く傷のない顔で会見する井上尚弥(撮影・長久保 豊)

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31=大橋)が2度目の4団体王座防衛から一夜明けた4日、横浜市内のジムで会見した。東京・有明アリーナで行われた試合は挑戦者でWBO同級2位のTJ・ドヘニー(37=アイルランド)が腰を負傷し、7回TKO勝ち。中盤から内容でも圧倒していた井上は傷一つない顔で会見に臨んだ。

 次戦は12月に国内でIBF&WBO1位のサム・グッドマン(25=オーストラリア)との防衛戦が有力。今年は5月と9月に続き、1年に3試合を行う予定だ。年2試合ペースの王者も多い中、井上は「3試合できるのは成長できることが多い。そこもプラス。ボクシングが好きなので、このスパンで試合できるのはうれしいこと」と歓迎した。グッドマンについては「正統派のイメージ」と印象を口にし、WBAが対戦指令を出している相手候補、元WBA&IBF統一王者ムロジョン・アフマダリエフ(29=ウズベキスタン)に関しても「(23年4月に王座を陥落した)タパレス戦しか見ていない。決まればしっかりやりたい」と話した。

 プロモート契約を結ぶ米興行大手トップランク社のボブ・アラム・プロモーターは21年6月以来となる井上の米国での試合を熱望しており、来年に米ラスベガスでの興行出場を提案している。井上は「自分としては用意された試合をこなすだけ」と答えるにとどめたが、「12月の試合をクリアしたら、そこに向けて進んでいきたい」と3度目の聖地進出にも意欲を見せた。

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