「虎に翼」伊藤沙莉＆「おむすび」橋本環奈が感激初対面「かわいい～」「光栄」朝ドラ恒例バトンタッチ

＜朝ドラバトンタッチセレモニー＞「虎に翼」の伊藤沙莉（左）から「おむすび」の橋本環奈にバトンが渡される　（撮影・奥　調）

　今月27日に本編最終回（第130話）を迎えるNHK連続テレビ小説「虎に翼」（月～土曜前8・00、土曜は1週間振り返り）の主演女優・伊藤沙莉（30）が4日、大阪放送局を訪れ、今月30日にスタートする次回作「おむすび」の主演女優・橋本環奈（25）と朝ドラ恒例のバトンタッチセレモニーを行った。Wヒロインが感激の初対面を果たした。

　意外や2人はこの日が初対面で「今日が初めまして。さっき、ごあいさつしたばかり」。お互いの第一印象について、橋本は「撮影が終わって待っている時に（伊藤の）お声が聞こえて、一瞬で分かりました。ずっと勝手に好きと思っていたので、お会いできて光栄です」、伊藤も「橋本さんだ～、かわいい～って思いました（笑）。今日お会いできて、うれしかったです」と喜んだ。

　恒例のプレゼント交換。伊藤から橋本には「フライパンとカトラリーセット」が贈られた。「虎に翼」の舞台地の一つ、新潟県の名産「金物（かなもの）」。「おむすび」のヒロインは栄養士を夢見るとあり、カトラリーセットは橋本の名前入りとなった。

　橋本から伊藤には「糸島の名産品詰め合わせ」。ロケ地で採れた新鮮な野菜や果物など、栄養たっぷりの食材で長丁場の収録を終えた伊藤をねぎらった。

　交換したプレゼントで何の料理を作りたい？の質問に、橋本は「思ったんですけど、同じ会を開いた方がいいんじゃないかって。同じ日に使えるんじゃないかって」と提案し、伊藤も「そうですね、バーベキューでもしましょうかね」。「虎に翼」＆「おむすび」合同バーベキューが期待される。

　「虎に翼」は向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子（ともこ）の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

　「おむすび」はフジテレビ月9「監察医　朝顔」などの根本ノンジ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算111作目。福岡・糸島と神戸を舞台に、平成元年生まれの米田結（ゆい）が“ギャル魂”を胸に栄養士の道を歩む姿を描く。根本氏は初の朝ドラ脚本。橋本は朝ドラ初出演＆初主演となる。