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初防衛成功の武居由樹「ダメージはない」も次戦未定 引退示唆の比嘉大吾には「練習も試合も感謝」

スポニチアネックス / 2024年9月4日 16時8分

<ダブル世界戦一夜明け>激闘を振り返る武居由樹(撮影・長久保 豊)

 プロボクシングWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)が初防衛成功から一夜明けた4日、横浜市内のジムで会見した。東京・有明アリーナで行われた試合では、11回に挑戦者の元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(29=志成)にダウンを奪われたものの、3-0で判定勝ち。WBAから正式な世界王者のベルトが届いた武居は左目上に傷があり、右目の下もはれていたが、「カットはあるけど、ダメージはほぼないです。大丈夫です」と話した。

 前夜は試合の映像を1度だけ見返し、「思ったより悪かった」という。それでも「いい出来ではなかった感じですけど、試合中も、映像で見ても、試合を凄く楽しんでるなと感じた」と親交のある比嘉との打ち合いには満足した様子。もちろん「もっといろいろできたんだろうな」と反省も忘れず、「12ラウンドを戦えたことは凄い経験で、勉強にもなりました。思い描いていたKO決着をできなかったのは凄く悔しいし、経験を力に変えて頑張りたい」と成長を誓った。

 試合後の会見で比嘉は引退を示唆した。比嘉の野木丈司トレーナーが主宰するフィジカルトレーニングに参加した時期があり、「一緒に野木トレ、階段トレをさせてもらって、凄い大吾さんはいい方だし、試合中も本当に楽しく、いい試合ができた」と感謝。「引退すると言われて自分が止めるわけにはいかないいんですけど、練習も試合も含めて感謝してます」と話した。

 担当の元世界3階級制覇王者・八重樫東トレーナーは試合について「理想とはちょっと違う展開でした。振り返ると、準備段階のところからいつのまにか作戦がちょとずつ変わっていって、最初に感じた作戦とは違う作戦になっていた。それはボクのミス」と明かした。作戦のズレは試合が始まってから分かったそうで、「一番最初に感じたインスピレーションを軸として作戦をつくっていけばよかった。自分の未熟さを感じた試合でした」と話す一方、今回は武居の減量が厳しかったとも明かして「減量も何とか乗り越えて厳しい試合を勝ち抜いたんで、よく頑張ったなと思います」と称えた。

 また、大橋ジムの大橋秀行会長は「激闘になってしまった。スリップと思われたダウンが響くかなと思ったが、相変わらず運の強さを感じた」と試合を総括。次戦については未定で、ケガの回復の様子を見て決めるという。

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