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松前ひろ子「支えられた55年、よく歩いた」 デビュー55周年記念曲イベントで涙

スポニチアネックス / 2024年9月4日 18時22分

デビュー55周年記念曲「漁り火情歌/波止場で汽笛が鳴く夜は」の発売記念イベントを行った松前ひろ子(撮影・高原俊太)

 演歌歌手の松前ひろ子(74)が4日、都内でデビュー55周年記念曲第2弾「漁り火情歌/波止場で汽笛が鳴く夜は」の発売記念イベントを行った。

 節目の作品となる、「漁り火…」は松前の地元・北海道で育った女性が愛した男性へのいちずな思いをつづり、「波止場で…」は去っていった男性をひとり港の酒場でしみじみ思う女性の姿を歌った。

 節目を迎え、時折涙しながら言葉にしたのは「感謝」だった。「たくさんの人に支えられた55年、よく歩いた。悔しさをバネに頑張ってこられたのは声をかけ続けてくれた皆さんのおかげです。感謝がなければここまで歩けませんでした」と語った。

 歩くという言葉にも思いがある。2021年に変形性股関節症のため人工股関節を入れ、昨年7月に腰椎すべり症の手術を受けた。現在はつえをつきながらステージに立っているが、「つえとマイクを持つので所作ができず、悲しい」ともらす。それでも節目には、娘婿で歌手の三山ひろし(43)と全国を巡る予定で、「感謝の気持ちを持って全国を回って、悔いのない歌人生だったと思えるよう過ごしたい」とまだまだ歩き続けることを誓った。

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