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乃木坂46 全国ツアーファイナル涙の完走 「みんなと一緒ならどんなところにも行ける」

スポニチアネックス / 2024年9月5日 0時2分

全国ツアーのファイナル公演を明治神宮野球場で行った乃木坂46の(上段左から)中西アルノ、小川彩、井上和、池田瑛紗、川崎桜(下段左から)五百城茉央、久保史緒里、梅澤美波

 乃木坂46が4日、全国ツアーのファイナル公演を東京・明治神宮野球場で行った。グループの夏の風物詩として親しまれる同所公演で、「ガールズルール」など夏のナンバーを詰め込みながら34曲を披露した。

 最新曲「チートデイ」からスタート。センターの井上和(なぎ、19)が「私たちと一緒に幸せな思い出を作っていきましょう!」と呼びかけると地鳴りのような歓声が沸いた。巨大クレーンやアリーナを練り進むトロッコなど、スタジアムならではの装置を活用しながらメンバーおのおのが360度に向かって笑顔を振りまいた。

 メインステージは巨大な城をイメージ。32人のメンバーたちはプリンセスになりきってファンを魅了した。リーダーの梅澤美波(25)が「きょうは私たちのお城に来てくれてありがとう!」とあいさつ。寸劇コーナーでは3~5期生の各期が歓声を競い合うような演出も詰め込んだ。

 3期生にとってはこの日が加入から丸8年の節目。リーダーの梅澤美波(25)は「気がつけば一番上になって、かわいい後輩ができました。これからもすてきなライブを届けていきたい」と気を引き締めた。向井葉月(25)は「8年間みなさんと過ごした時間が宝物になっています」と笑顔をはじけさせた。

 今年5月に山下美月(25)が卒業するなど、グループが新体制となってのツアーだった。その中でも中心的な役割を担ったのが5期生の井上。ライブ終盤には「私はこのツアーで、笑って楽しむことを目標にしていました。すごく簡単なことですが、今の私にはそれが難しいタイミングもありました」と涙を流しながら苦悩してきたことを告白。ただそれでも全公演を完走し「みんなと一緒ならどんなところにも行ける。みんなと過ごした今年の夏、最高に楽しかったしキラキラしていました」と充実感をのぞかせた。

 ラストの曲はライブで恒例になっている「乃木坂の詩」。32人のメンバーと観客全員が紫色に光るサイリウムを手にしながら合唱。梅澤が「乃木坂と共に夏を締めくくってくれて、ありがとうございました」とあいさつし夏を終えた。ツアーは全7公演で計26・5万人を動員した。(吉澤 塁)

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