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藤井聡太王座「後手番になったらやろうと思っていた」作戦で永瀬九段との5番勝負白星発進

スポニチアネックス / 2024年9月4日 22時29分

第72期王座戦5番勝負第1局で勝利した藤井聡太王座=王将を含む7冠=(撮影・小田切 葉月)

 将棋の藤井聡太王座(22)=王将を含む7冠=に永瀬拓矢九段(31)が挑む第72期王座戦5番勝負は4日、神奈川県秦野市の「元湯陣屋」で第1局が指され、後手の藤井が124手で勝利した。

 藤井が採用したのは「3三金型早繰り銀」。伊藤匠叡王(21)と戦い失冠した叡王戦の第2局でも指した作戦で、その時は敗れた。前例の少ない形でもある。それでも藤井は「後手番になったらやろうと思っていた」と語り、研究成果を発揮。徐々に主導権を握り、白星発進した。

 藤井は前期で永瀬を破り、史上初の全8冠制覇達成。今期は昨年と同じ顔合わせで、永瀬は奪還を目指している。第1局を振り返り「プランが弱かった。もう少しいい手を発見できれば」と話した。

 第2局は18日、名古屋市で開催。藤井は「しっかり準備して良い状態で臨みたい」、永瀬は「時間が空くので精一杯準備したい」とそれぞれ意気込んだ。

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