鳥越裕介氏が称賛 ソフトバンク33歳の今宮が三ゴロに全力疾走「そういう姿を見せるのが大事」

＜ソ・日21＞　　9回　2死二塁　打席の水谷を大関（左）と見つめる松本裕　（撮影・成瀬　徹）　　　　　　

　◇パ・リーグ　ソフトバンク5―8日本ハム（2024年9月4日　みずほペイペイ）

　ソフトバンク悪夢の逆転負け。

　この試合をCS放送「スポーツライブ＋」で解説したソフトバンクOBの鳥越裕介氏（53）は、最後まで戦う姿勢を見せたナインに光明を見いだした。

　鳥越氏が指摘したのは逆転されて3点を追う展開となった最終回のソフトバンクの攻撃だった。

　先頭の今宮は三ゴロに倒れたが、鳥越氏は全力疾走する33歳に「今の走リ方は非常によかった。久しぶりにあんないい走り見ましたよ。若い選手にチームとして戦う上でも逆転するぞという姿を見せるのが大事」と解説した。

　2死二塁となった場面で、ほぼ全員が身を乗り出して見守るソフトバンクのベンチの様子を取り上げ、「やられたブルペン陣がベンチで前のめりなのは分かる。アウトになった今宮選手も前のめり。牧原選手も。相手にとってもまだ冷めてないとういうのは大事」と指摘した。

　悪夢のような逆転負けだが。鳥越氏は最後まで戦う姿勢を見せた今宮らソフトバンクナインの姿を見逃さなかった。