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照ノ富士 8日初日の秋場所は出場に暗雲く 伊勢ケ浜親方「見たら分かるでしょう」実戦再開できず

スポニチアネックス / 2024年9月5日 4時18分

稽古を見守る照ノ富士(代表撮影)

 大相撲名古屋場所で10度目の優勝を果たした横綱・照ノ富士(32)の秋場所(8日初日、東京・両国国技館)出場が厳しくなった。4日、都内の伊勢ケ浜部屋で稽古に参加も、土俵の中には入らず立ち合いの確認をする程度。まだ実戦稽古が再開できておらず、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は「見たら分かるでしょう。内臓とかも調子が悪い。体にぶつぶつもいっぱいできている」と出場が厳しい状況であることを示唆した。

 8月の夏巡業では、古傷の両膝の痛みで一時離脱するなど本調子ではなく、糖尿病の影響で10キロ以上体重が減ってしまったことも明かしていた。8月29日の横綱審議委員会による稽古総見は欠席。調整の遅れが心配されていた。

《尊富士再起へ ケガは大丈夫》

 十両・尊富士は、幕内・熱海富士ら関取衆との申し合い稽古で復調ぶりを示した。前日に実戦稽古を再開したばかりだが、この日は患部にテーピングを施さず鋭い立ち合いやスピードのある攻めを見せた。春場所で新入幕優勝も、右足首のケガで夏場所を全休。十両に転落した名古屋場所では左大胸筋を痛めて再び休場した。再起を期す秋場所へ「優勝目指して、思っている以上に元気な相撲を15日間見せたい」と意気込んだ。

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