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阪神・森下 「最初のチャンスをモノにできた」前日快音なしに終わった無念晴らす殊勲の同点打

スポニチアネックス / 2024年9月5日 5時18分

<神・中>初回、森下は同点の2点二塁打を放つ(撮影・後藤 大輝)

 ◇セ・リーグ 阪神9―4中日(2024年9月4日 甲子園)

 阪神・森下の打球が二塁手のはるか頭上を越えた瞬間、甲子園が沸き立った。悠々と二塁に到達し、ベンチの拍手に応えた。初回2失点の直後、すぐに振りだしに戻した一打。殊勲の同点打が6連打の中でひときわ輝いた。

 「2点を取られた中で、最初のチャンスをモノにできた。いい流れをつくれた」

 近本、中野の連打で生まれた無死一、二塁の好機で打席へ。「初球からボールが見えていた。自信を持って打ちにいけた」。1ボールから2球目、小笠原の外角直球を強振で捉えたライナーが右中間を割り、同点二塁打になった。4打数無安打に終わった前夜から一転、1打席目から最高の結果を残した。

 「打てなかったことがやっぱり悔しかった。今日は絶対打ってやろうと思っていたし、1打席目から結果を残すことに重きを置いているので、それができたことも良かった」

 伸びゆく打球を放つパワーの源は、メディシンボール(トレーニング用の重量ボール)にある。体の構造を勉強し、普段から、どの筋肉がパワーに直結するかを考える研究熱心。ボールに力を伝えるためには、内転筋(太ももの内側から膝の内側への筋肉)の強さが重要と学び、実戦で内転筋の力を引き出せるように、練習ではバットを構えるようにメディシンボールを抱えて持ち、スイング動作で前方へ投げるドリルに努める。

 「スイングとともに内転筋を動かして、そのままボールに内転筋をぶつけるようなイメージ。その筋肉が使えていないなと思ったら、メディシンボールを投げて修正している」

 打点王も諦めない。61打点はセ・リーグ4位。トップに並ぶ巨人・岡本和、ヤクルト・村上まで4差に迫った。「打点にはこだわりをもってやっている。クリーンアップで打てれば、チームも“いけるぞ”という雰囲気になる」。タイトル争いに絡む活躍を続ければ、逆転優勝も見えてくる。(松本 航亮)

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