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ソフトバンク・山川が両リーグ最速30号 今季チーム100号も…9回逆転負け

スポニチアネックス / 2024年9月5日 6時3分

<ソ・日>3回、ソロを放つ山川(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク5―8日本ハム(2024年9月4日 みずほペイペイD)

 ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が4日、日本ハム戦で両リーグ30号一番乗りを果たした。3―2の3回に山崎のスローカーブを仕留めて左翼テラス席へ運び、自身2季ぶり4度目の30本塁打到達。両リーグ最速での到達は西武時代の18、19年に続き3度目だ。だが、3点リードの9回に一挙6点を奪われて逆転負け。今季チーム100号となった山川の一発は空砲に終わり、2連敗で優勝マジックは15のままとなった。

 超遅球をためて振り抜いた。山川が3回に山崎のカーブを仕留めて両リーグ最速の30号到達。「うまく拾うことができました。最速とかありますが、そこ(30)は最低ラインで一つ一つ本数を重ねる。ここからも、そう」と節目の一発を振り返った。

 1点リードで迎えた3回は先頭で打席が回ってきた。左腕は初球から2球続けてスローカーブを投じてきた。初球は89キロ。待ちきれずに引っ張ってのファウルに苦笑いした。2球目の86キロを捉えた。「カーブ待ちではなかった。もうちょいためとけばな、と思いながら何が来るかなと。次も来てつかまえられました」。4試合ぶりの9月初アーチは左翼テラス席で弾んだ。

 西武時代の22年以来となる4度目の30号到達。両リーグ一番乗りは18、19年に続き3度目だ。通算3度以上は、王貞治(巨人)の9度を最多に7人目。2球団での達成は山崎武司(96年中日、07年楽天)に次いで2人目となった。節目のアーチを見届けた王貞治球団会長は「あれがキャリアだよな。緩いカーブを2球続けられてもしっかりと打つ。さすがだよな」と感心していた。

 しかし、3点リードの9回に一挙6点を奪われて逆転負けし、チーム今季100号となった山川の一発は空砲に終わった。2連敗で優勝マジックは15のままで連日の足踏みとなった。試合後、小久保監督は緊急ミーティングを開き、「まだ9ゲームもある。まだ焦るところではない。まだまだある。あさってからまた一から切り替えていこう」とナインに呼びかけた。

 チームは前日3日に3回6失点で降板したモイネロが再調整となり、この日は9回に守護神・松本裕が右肩痛で緊急降板と投手陣が苦しい状況だ。打線がカバーする時だ。「あさってはあさっての風が吹く。それだけ。こういう日もある。大丈夫ですよ」と山川。あす6日からの西武3連戦に向けて、すぐに前を向いていた。(井上 満夫)

 ○…山川は西武時代の18、19年に続いて3度目となる両リーグ30号一番乗り。通算3度以上は王貞治(巨人)の9度を最多に7人目。2球団での達成は山崎武司(96年中日、07年楽天)に次いで2人目となった。球団では57、62、63年の野村克也、88年の門田博光、05年の松中信彦以来、19年ぶり4人目。また、球団の30本塁打到達は19年のデスパイネ(36本)と松田宣浩(30本)以来5年ぶり。

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