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ドジャース・大谷 エンゼルスタジアム初凱旋!適時三塁打に両軍ファンから「MVP」

スポニチアネックス / 2024年9月5日 1時33分

<エンゼルス・ドジャース>3回、三塁打を放ち、三塁で両手を上げる大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇インターリーグ ドジャース6―2エンゼルス(2024年9月3日 アナハイム)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、公式戦では移籍後初めて昨季まで所属したエンゼルスの本拠地エンゼルスタジアムに凱旋した。3回に99打点目となる適時三塁打を放つなど、1安打1打点2得点で連勝に貢献。同球場の今季最多となる4万4731人の大観衆が、戻ってきたヒーローを温かく歓迎した。 

 野球の神様がつくってくれた、特別な瞬間だった。1点を追う3回。大谷が左腕デトマーズのカーブを右翼線に運んだ。一塁、二塁を蹴るたびに、青と赤の入り交じった観客が立ち上がっていく。同点の三塁打。フェンスと地面の隙間で止まった打球で、エンゼルスベンチがビデオ判定を要求する間に「MVP」コールが巻き起こった。三塁手のレンドンと笑い合う大谷を、誰もが称えていた。

 「アナハイムのファンの人たちの前でプレーできるのが一番。レギュラーシーズンでは初めてだったので、楽しみにしていた。エンゼルスのファンの人たちには感謝しかない」

 6年在籍したエ軍から昨オフ、FAでドジャース移籍。3月のオープン戦で訪れたが、公式戦での古巣の本拠でのプレーは昨年8月23日のレッズ戦以来377日ぶりだった。初回先頭で打席に向かうと、大型ビジョンに「Welcome Back SHOHEI OHTANI(おかえり、大谷翔平)」の文字。総立ちで迎えられた。ともにロサンゼルスを本拠に高速道路で結ばれる「フリーウエー・シリーズ」。同球場今季最多の4万4731人は、誰もが大谷を待っていた。

 タイブレークの延長10回、1点を勝ち越しなおも2死二塁で申告敬遠。エ軍ファンもブーイングだった。続くベッツの左越え3ランで勝負あり。大谷は「うちとしては一番いい形で勝てた。エンゼルス的には一番嫌な形で得点されたのかなと思う」とちょっぴり古巣の立場も交えて振り返った。地区優勝マジックは1つ減り18。10年連続でポストシーズン(PS)を逃すことが確実なエ軍とは対照的に、大谷が先頭で引っ張るド軍は12年連続PS出場へ突き進む。

 1安打1打点でリーグトップに1差の99打点。21年の自己最多100打点にあと1に迫り、81長打は自身最多となった。同球場100号にもあと1本。「もちろん打てればいいけど、プレーできたことが特別」。4日(日本時間5日)が今季最後のプレーになる特別なスタジアムで、最高の姿を届ける。(柳原 直之)

 ≪大谷人気健在 今季最多観客≫大谷効果は如実だった。この日エンゼルスタジアムの観衆は本拠地開幕戦だった4月5日レッドソックス戦の4万4714人を超え、今季最多の4万4731人。4万5050人収容の同球場は今季71試合の平均観衆が3万1057人で、4万人超えは7月13日のマリナーズ戦以来6度目だった。ちなみに昨季の最多は6月21日ドジャース戦の4万4760人。大谷が「2番・DH兼投手」で出場し、3敗目を喫した試合だった。

 【大谷一問一答】

 ――エンゼルスタジアムでのプレーに特別な思いは。

 「勝ちたいというのが一番だったので良い形で勝てて良かった」

 ――多くのドジャースファンも訪れた。

 「選手としてありがたい。本当に心強い。(試合の)流れとしても大きな声援があると、それだけで心強い」

 ――2位以下とのゲーム差を広げた。

 「今日もなかなか安打が出ないなど苦しいところはあったが、ワンチャンスをモノにしてつながると打線として大きい。最後の月ですし、最後までみんなで(力を)振り絞ってやりたい」

 ――エンゼルスの元同僚だったオハピー、ジョイスらが活躍。

 「もちろん打っていることも素晴らしいし、本当に健康で1年間出られるのが選手として大事。やりきったと思えると思うので、最後までとにかくケガなくプレーできればいい」

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