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日本ハム・水谷 感激古巣討ち「腹をくくって」V打 9回一挙6点大逆転

スポニチアネックス / 2024年9月5日 6時3分

4日のソフトバンク戦9回2死二塁で勝ち越し適時打を放ち、一塁ベース上でポーズを決める水谷(撮影・成瀬 徹)      

 ◇パ・リーグ 日本ハム8―5ソフトバンク(2024年9月4日 みずほペイペイD)

 一塁ベース上で、日本ハム・水谷の笑顔がはじけた。その直後。ほんの一瞬だけ、左手で目頭を押さえた。「目にゴミが入ったのかな、と。感極まろうと思ったけど、汗が出すぎていた」と照れ隠ししたが、古巣相手に決勝打を放った男は、胸が熱くなった。

 驚異的な粘りだった。9回は3連打などで3点差を追いつき、なおも2死二塁。途中出場の水谷が打席へ向かった。古巣との対戦は打率1割台と苦しんでいたが、打率・307の23歳は自らに言い聞かせた。「自分は3割を打っている」。左前にはじき返す決勝の適時打に「ちびりそうだったけど、腹をくくっていった。本当にうれしい」と、この回一挙6得点と大逆転劇の主役は胸を張った。

 現役ドラフトで今季から加入。過去5年は1軍出場すらなく、2軍本拠の筑後で汗を流す日々だった。「僕の本拠地は筑後。(みずほ)ペイペイは野球をする場所ではなく、オフにイベントで来る場所」。遠かったかつての本拠地で勝利に導く一打。「CSでやる可能性がある。いいきっかけと思って次に臨めたら」と汗を拭った。

 ソフトバンクとのCSを見据え、水谷をキーマンに挙げていた新庄監督は「何か起こると思って途中からいこうと決めていた」と表情を緩ませた。これでソフトバンク戦は4連勝。依然として9ゲーム差だが、指揮官は「どうですか、この感動を与えるチーム。最後まで諦めない。1%の可能性があれば不可能はない」と大逆転優勝を諦めない。水谷が持つはい上がってきた強さもまた、CS進出を後押しする。(田中 健人)

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