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日本ハム・野村はこんなものではない 影の努力にあった確かな成長の跡

スポニチアネックス / 2024年9月5日 8時1分

日本ハム・野村佑希

 先月22日。敵地でのナイターのロッテ戦前に千葉・鎌ケ谷の2軍施設を訪れると、灼熱(しゃくねつ)の室内練習場で黙々とバットを振る日本ハム・野村の姿があった。前日のロッテ戦は9回に代打で登場するも、三ゴロに倒れて1打数無安打。ナイター翌日にもかかわらず、午前中から2軍施設に足を運び、練習に取り組む姿に感心した。

 今季は「5番・三塁」で開幕スタメンを勝ち取ったが、なかなか調子が上がらず4月12日に2軍降格。その後も昇降格を繰り返し、前述の4日後となる8月26日に今季3度目の2軍降格となった。直近5試合はいずれも代打。三塁は郡司、清宮らの台頭もあり、限られた出場機会でいかに結果を残せるか苦心していた。

 それでも、確実に成果を示したのが降格後初出場となった同27日のイースタン・リーグ西武戦だ。「4番・三塁」で先発し、初回1死一、二塁で迎えた1打席目で初球を左越えに先制3ラン。「一球で仕留めることができたのは良かったかなと」と振り返ったうに、7回には1ボールからの2球目をバックスクリーンに運んでみせた。

 シーズン中も誰よりも早く球場に来て、早出特打や早出特守を受ける日々。誰もが認める真面目な性格と強すぎる責任感から、大舞台で少し固くなるのかもしれない。ただ、そんな真面目な選手こそが日の目を見てほしいと思う。見ている人は見ている。野村はこんなものではないと、信じている。(記者コラム・清藤 駿太)

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