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J3沼津 DF篠崎が左膝の大ケガから1年ぶり戦列復帰「どんどん試合に絡んでいきたい」

スポニチアネックス / 2024年9月5日 10時35分

約1年ぶりの公式戦出場に向けて練習するDF篠崎

 J3沼津の守備のキーマンがようやく戦列復帰した。昨年8月のFC大阪戦で左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負ったDF篠崎輝和(26)が富山戦(8月31日)で約1年ぶりにベンチ入り。今治、富山と上位対決で7失点と守備再建が急務となっているだけに「足りなかったところを補う準備はしている。スムーズに試合に入っていける自信はある」と意気込みを語った。

 長いリハビリ期間を経て、久しぶりのメンバー入りに心が躍った。「(ケガから)本当に丸1年たってようやくベンチに入れた。素直にうれしかったというのが一番ですね」と振り返った。

 敵地で行われた富山戦は5―1で大敗。出場機会は巡ってこなかったが、復帰へ確かな手応えをつかんだ篠崎は「僕自身は試合に出て貢献したい思いで1年リハビリしてきた。途中からでも出場できたらベストでしたし、それがかなわなかったので、残り試合数は少ないですけど、どんどん絡んでチームに貢献していきたい」と前向きに語った。

 当初は全治8カ月の診断だったが、復帰には1年を要した。フルメニューに合流できたのは早い段階だったというが、細かな故障が相次ぎ、試合に出られる状態に調子を上げていくまでには時間がかかった。プロ1年目に4カ月の離脱を経験したが、1年間サッカーをやらなかったのはプロキャリアでは初めて。心が折れそうにもなったというが、「本当に周りの人に助けられました。自分1人だと、みんながプレーしている姿を見ていることがしんどかった。ただ、選手やスタッフ、サポーターがいつもと変わらずに声をかけてくれた。待ってくれている人のおかげで、前向きにリハビリに取り組めた」

 富山戦ではサポーターからの言葉も胸に響いた。試合前の練習では「おかえり篠崎」の横断幕も掲げられた。

 「うれしかったですよ。びっくりしました。バスを降りてからも名前を呼んでくれたり、個人チャントを歌ってくれたり。1年間辛かったけど、あの瞬間のためにやってきたんだとあらためて思った。あたたかいサポーターがいるので、その人たちのためにも選手がやらなきゃいけない」と気持ちを新たにした。

 鳥取戦(7日)に向け、4日に裾野市内で行われた練習でもフルメニューを消化した。両膝のテーピングは痛々しいが、本人は「巻かない選手もいるが、僕は安定する感じもするし、あとは気持ち的な安心材料ですね。全力プレーを怖がったりするところを巻いていることで抑えられている。復帰したばかりですしね」と笑みを浮かべた。練習では激しい対人プレーもいとわず、状態の良さをうかがわせた。

 持ち味はスピードを生かしたカバーリングやシュートブロックなど危機察知能力だ。富山戦ではあと一歩のところでブロックができず、失点を重ねたシーンもあった。「求められているところはそこ(危機察知能力)だと思っている。無失点なら負けることはない。もう一度ゴール前で体を張るという自分の良さを出して、一つのプレーでチームを勢いづけたい。そういうイメージは持っているし、あとはコンディションを整えて結果を出すだけです」と鳥取戦での出場にも意欲をみせている。

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