東国原英夫氏 兵庫・斎藤知事の「俺は知事だぞ」発言に見解「心の声が出たと思う。結構いらっしゃる」

東国原英夫氏

　元宮崎県知事で衆院議員も務めた東国原英夫氏（66）が5日、TBS系「ゴゴスマ～GOGO！smile～」（月～金曜後1・55）にコメンテーターとして生出演し、パワハラやおねだりなど数々の疑惑が取り沙汰されている兵庫県の斎藤元彦知事（46）についてコメントした。

　番組では、県職員に実施されたアンケートの中で、明らかになった証言を紹介した。ホテルで会議が行われた後、知事がホテルでの予約制の食事を当日になって要求したというもので、断られると「俺は知事だぞ」と激怒し、無理やり食事を取れるようにしたという証言だった。

　MCのフリーアナウンサー石井亮次は、お笑いコンビ「トレンディエンジェル」斎藤司のギャグを引き合いに、「“斎藤さんだぞ？”ってギャグがあるじゃないですか？あれはギャグなんですよ。そうやってイキる人が滑稽だから、ギャグになっているけど、この人は…くしくも名字も斎藤ですけど、ギャグみたいなイキり方をしているふうにしか見えない」と、ジョークをまじえながら指摘した。

　すると東国原氏は「“知事だぞ”って、こうやって言ったのなら（良かった）」と、ジャケットの左右の下襟を持つジェスチャーで笑わせた。その後、「これはまじめに、そういうことでしょう。“自分は偉いんだぞ、権力者だぞ”と」とまじめに解説した。

　斎藤知事自身は4日の定例会見で、「俺は知事だぞ」発言については否定している。東国原氏も「言わなかったとおっしゃっていますよね。事実関係は分からないけど」と前置きしつつ、「心の声が出たんだと思う。こういう方って結構いらっしゃいますよ。俺は知事だぞというような。言わないまでも、そういう態度、言動」とぶっちゃけた。

　自身が「俺は知事だぞ」と威張った経験について問われると、「まったくないですね」と断言したが、一度だけ発言の記憶があるという。「ただ、着ぐるみを着て、用水路に飛び込んだ時に、“俺、知事だぞ？俺、知事なんだけど…”（と言った）」と打ち明け、「大爆笑でした」とオチを付けていた。