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広島・小園 執念こめた延長11回の適時打 首位陥落もチーム一丸強調「今日の野球ができていれば」

スポニチアネックス / 2024年9月6日 5時3分

<D・広>延長11回、適時二塁打を放つ広島・小園(撮影・島崎忠彦)

 ◇セ・リーグ 広島3ー4DeNA(2024年9月5日 横浜)

 広島は5日、4時間17分に及ぶ激闘の末にDeNAに逆転サヨナラで敗れ、6日ぶりの2位へと転落した。同点の延長11回に小園海斗内野手(24)の右翼線適時二塁打で勝ち越したものの、その裏に途中救援した松本竜也投手(24)が牧に同点二塁打を許し、最後は押し出し四球で決勝点を献上した。それでも首位・巨人とはまだ0・5ゲーム差。本拠地に帰り、きょう6日からの中日3連戦で出直す。

 4時間17分に及ぶ死闘の末にまさかの逆転サヨナラ負けを喫し、今季5度目の同一カード3連敗に沈んだ敵地・横浜の夜。帰りのバスへと向かう小園は、ヒーローになり損ねた落胆を感じさせず、視線を前に向けてチーム一丸を強調した。

 「今日の野球ができていればいいと思います。粘り強くやっていけば。みんなでしっかり戦えば絶対に勝てると思うので。そこだけかなと思います」

 勝ち越し打の歓喜は一瞬だった。2―2の延長11回2死一塁に右前打の上本を置き、1ボールからDeNA・佐々木の甘いフォークを強振。打球は右翼線で弾み、上本は快足を飛ばして長駆生還、小園も相手の送球間に三塁を陥れた。

 「(バットの)先っぽに当たってくれたのでスライスして、フェアゾーンに残ってくれたかな…と。ラッキーだったなと思います」

 5回無死一、三塁を逃すなど拙攻が続き、重い空気が充満していた中盤。反撃のノロシを上げたのも小園だった。2点劣勢の7回2死一、三塁の好機で、2番手・伊勢の真ん中高め直球を強振。打球は中前で弾む適時打となった。

 持ち前の粘り強い攻撃で劣勢を一度はね返した打線。新井監督は「よく追い付いたと思うし、みんなよく頑張ったと思う」とナインの奮闘をねぎらう。同一カード3連敗で首位から陥落しても「全然関係ない。残り試合少ないし、切り替えて明日臨めばいい。今日は今日で終わったので明日のことしか考えていない」と強調した。

 きょう6日は早朝の便に乗り、当日移動で本拠地マツダスタジアムへ帰って中日戦。選手にとっては過酷な状況でも、チーム事情に関係なくし烈な首位争いは続く。小園は言葉に力を込める。

 「もう状態がどうとか関係ない。その場、その場で仕事ができるようにやるだけ。中日戦をしっかり勝ち切れるように頑張りたい」

 首位・巨人とは0・5ゲーム差。週明け10日からは本拠地で直接対決3連戦が待つ。地の利を生かし、再奪首して再び加速する。(江尾 卓也)

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