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能見篤史氏 1点差守り切った阪神の継投を可能にする「持ち味違う4人」

スポニチアネックス / 2024年9月6日 5時18分

能見篤史氏

 ◇セ・リーグ 阪神2ー1中日(2024年9月5日 甲子園)

 【能見篤史 視点】1年かけてつくり上げた必勝パターンで、1点差を逃げ切った。前夜の逆転勝利に続き、守り勝った。桐敷、石井、岩崎、そしてゲラ。左右左右と4人をそろえる強みを出した。

 1点差の6回2死二、三塁で山本を空振り三振に仕留めた桐敷の投球が継投のポイントだった。慎重に入っての3ボールから逃げずに大胆に攻めた。149キロ、150キロ、151キロと3球連続で直球で挑んだ。コントロール勝負ではなく力勝負で気持ちを込めた。昨年27登板だった桐敷は、今年もう59登板。経験のない状況の中で、質のいい球の再現力を格段に高めている。これは素晴らしい。

 石井は甘い球がほとんどなかったし、岩崎は走者を背負っても冷静で、経験の高さを証明した。さらに「この勝ちパターンで打たれたら仕方ない」というベンチの信頼が、4人の投球を支えている。

 持ち味が違うリリーフが3人ではなく、4人いるから、6回からの1点差継投が可能になった。残りは19試合。連覇に向けて、厳しい状況は変わらず、負けられない試合が続く。勝負の仕掛けは早くなるし、もう出し惜しみもできない。ブルペンも相当の疲れがあるはずだが、ここからが1年の集大成の場。4人の力でタフな場面を乗り切ってほしい。(スポニチ本紙評論家)

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