巨人・戸郷 2年ぶり中4日で7回零封10勝 球団初“スミ1被安打”完封リレー

＜巨・ヤ＞今季10勝目を挙げてヴィーナスとポーズを決める戸郷（撮影・西川祐介）

　◇セ・リーグ　巨人3―0ヤクルト（2024年9月5日　岐阜）

　2年ぶりに中4日で先発した巨人・戸郷は7回1安打無失点、7奪三振の力投で3年連続3度目の2桁となる10勝目を挙げた。「初回から飛ばすつもりだった。中4日で何球投げるか分からなかったけど、いい投球ができて良かった。（10勝は）素直にうれしい」と103球を投げ抜いた。

　初回先頭の西川に右前打されたが、その後は一本も安打を許さなかった。ケラー、大勢も無安打でつなぎ「スミ1安打」での完封勝利は、球団では91年4月27日の大洋（現DeNA）戦以来、33年ぶり5度目で、継投では初めて。阿部監督は「途中で1―0でしか勝てないよと戸郷にプレッシャーをかけたんだけど、頑張ってくれた。素晴らしい」と称えた。

　次戦は中6日で優勝を争う12日の広島戦（マツダ）先発が見込まれる右腕は「しっかりいい投球ができれば」と大一番に目を向けた。（川島　毅洋）

　▼巨人・大勢（3点リードの9回から登板し無安打無失点で24セーブ目。通算75セーブは球団歴代5位）前回登板（3日）でやられていたので、絶対にやり返す気持ちでマウンドに上がりました。