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【パリ・パラリンピック】18歳の小田凱人がパラ2冠王手 生中継でストレート勝ち、シングルスも決勝進出

スポニチアネックス / 2024年9月6日 2時14分

決勝進出を決めた小田凱人(ロイター)

 ◇パリ・パラリンピック第9日(2024年9月5日 ローランギャロス)

 車いすテニスの男子シングルス決勝が行われ、第2シードの小田凱人(18=東海理化)が第4シードのグスタボ・フェルナンデス(30=アルゼンチン)を6-2、7-5で破り、決勝進出を決めて銀メダル以上を確定させた。小田は三木拓也(35=トヨタ自動車)と組むダブルスでも決勝へ進出しており、パラリンピック初出場で2冠に王手をかけた。

 21年東京大会銀のエフベリンク(オランダ)に快勝した準々決勝に続き、4大大会シングルス5勝の元世界ランク1位フェルナンデスも撃破した。第1セットはいきなり2ゲームを奪われたが、第3ゲームから一気に6ゲームを連取。相手の球筋やコート環境に対応し、パワフルなショットやリターンを次々と打ち込んで圧倒した。第2セットは国枝慎吾さんのダブルスパートナーとしても知られたフェルナンデスにセカンドサービスを狙われて苦しんだものの、相手サービスを4度ブレークして振り切った。

 9歳で骨肉腫を発症し、国枝さんの映像を見て10歳から車いすテニスを始めた。15歳でプロに転向し、17歳で出場した昨年の全仏オープンで史上最年少優勝。そこから全仏2連覇など4大大会で4勝を挙げ、史上最年少で世界ランキング1位にもなった。若き"車いすテニス界の顔"は相性の良いローランギャロスが舞台になるパリ・パラリンピックを前に、メディアに数多く登場して自身を売り込んだ。

 だが、準々決勝まで小田の試合はテレビでの生中継がなかった。予想以上の苦戦を強いられた2回戦の前、自身のSNSで「テレビ放送はないらしいです。なんのためにメディアに出て、演出してきたか分かんなくなりそうだけど、これが現実。とりあえず試合で魅せます」と決意を記していた。

 この日はNHKのEテレが女子ダブルス決勝をサブチャンネルで急きょ中継。小田の試合も初めて生放送した。決勝の相手は世界ランク1位で第1シードのアルフィー・ヒューエット(26=英国)。深夜に日本のファンにアピールした18歳が、いよいよ金メダル獲りに挑む。

 ▼小田 後半だいぶ危なかったけど、一段ギアを上げてやれた。(決勝はヒューエットと)勝つためにここに来たというのもあるし、彼との決勝戦を求めてきたというのもあるので楽しみですね。負ける気はしないし、このままやりたい。

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