「虎に翼」伊藤沙莉「あさイチ」生出演で3度の涙 チーフ演出ら絶賛 涙の撮了から1週間「実感ない」

連続テレビ小説「虎に翼」第115話。佐田寅子（伊藤沙莉）（C）NHK

　NHK連続テレビ小説「虎に翼」（月～土曜前8・00、土曜は1週間振り返り）のヒロインを務める女優の伊藤沙莉（30）が6日、同局「あさイチ」（月～金曜前8・15）に生出演。共演者らのコメントに3度涙する場面があった。

　8月31日にクランクアップし、約11カ月にわたる長丁場の撮影を終了。今月4日に大阪放送局を訪れ、次回作「おむすび」のヒロイン・橋本環奈と恒例のバトンタッチセレモニー。この日は「プレミアムトーク」登場と、ラストスパートをかけている。

　冒頭、撮了時の様子が放送され「爽やかな朝ドラヒロインに自分が受け入れてもらえると思っていなくて、心配だったんですが、（撮影に）入ってみたら本当に皆さん優しくて」と涙。

　クランクアップから約1週間だが「まだ実感できていません。また撮影再開するんじゃないかと」「皆さんに心配されるヒロインのしんどさより、作品を作る楽しさ、充実感が勝っていた1年だったと思います」と心境を明かした。

　猪爪花江役の森田望智、佐田優三役の仲野太賀からVTRコメント。チーフ演出の梛川善郎からは絶賛のコメント。伊藤は3度感極まり、涙で感謝した。

　向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子（ともこ）の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。