テレ朝 有働由美子の新番組「有働タイムズ」に期待 15分拡大の意図「我々も凄く力を入れて作っていく」

東京・六本木のテレビ朝日社屋

　テレビ朝日の10月期改編説明会が6日、東京・六本木の同局で行われ、フリーアナウンサー有働由美子（55）がメインキャスターを務める10月スタートの新報道番組「有働タイムズ」（日曜後8・56）の詳細を発表した。

　有働は18年にNHKを退局し、今年3月まで日本テレビ系「news　zero」のキャスターを務めた。現在は同局系音楽番組「with　MUSIC」のMCを務めており、半年ぶりの報道番組復帰。フリー転身後、テレビでは初の冠番組となる。

　今回の改編テーマは「日曜の大改革」。目玉として「有働タイムズ」を放送する。同局は「NHK『あさイチ』NTV『news　zero』などニュース情報ワイドで長い間、第一線で活躍、大きな成功を収めてきた実力派キャスター有働由美子さんをメインに迎えて日曜の夜に『有働タイムズ』を新たにスタート。エンターテインメントを包含した創造的なニュース・情報ワイドを目指します」と意図を説明した。

　コンテンツ編成局総合編成部長の河野太一氏は、2017年4月に放送を開始した情報番組「サンデーステーション」の後継となる番組について「『サンデー…』は視聴者のみなさまには支えていただいた番組。その中で、有働タイムズを立ち上げたのは、どちらかというと『サンデー…』はニュース番組なのでニュース一辺倒でお届けしておりましたが、『有働…』はエンターテイメント要素を押し出した」と説明。「これまでとは違うニュース報道エンタメスポーツいろんなものを取り上げた番組になる」とし、「（他の出演者は）適切なタイミングで発表したい」と説明した。

　「有働タイムズ」は日曜午後8時56分から夜10時15分に放送される。「サンデーステーション」と比べ、放送時間が15分拡大され、ドラマ枠が後ろ倒しに。河野氏は「『有働…』がこれまでとは違った異なるニュース情報番組を作ろうとしている。我々も凄く力を入れて作っていきたい。そのため、尺もこれまでより拡大してお届けしようと考えている」とし、「ドラマについては有働タイムズからの縦の流れをより強化して1人でも多くの方に見ていただけるように意識してよりPRも強化していきたい」と意気込んだ。