のん「伊丹十三賞」受賞 「あまちゃん」祖母役宮本信子から祝福に喜び 「認めてもらえてうれしい」

＜第16回伊丹十三賞贈呈式＞受賞スピーチをするのん（撮影・小渕　日向子）

　女優ののん（31）が「第16回伊丹十三賞」を受賞し、6日に都内で行われた授賞式に出席した。デザイナーや映画監督など、故伊丹十三さんが才能を発揮した分野において優秀な実績を残した人に贈られる賞。

　レースがあしらわれた光沢感のあるワンピースに、透明感を感じさせる装いで登場。受賞に「真実と分かったときは大興奮して眠れなかった」と喜びを語った。

　伊丹十三賞を主催する、伊丹十三記念館館長で伊丹さんの妻の宮本信子（79）とは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で孫と祖母の間柄。事情により出席することがかなわなかったが、ビデオメッセージで「長い苦しい時間や道があって、耐えて頑張ったと思います。そのことをバネにして、強く、大きく成長しましたね。こんなすてきなことはない」と祝福を受けた。この言葉にのんは「宮本さんに認めてもらいたいと思ってきて、こうして認めてもらえてすごくうれしい」と笑みが弾けた。