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バージニア大のサンバックが2冠 疲労困ぱいも逃げ切り

スポニチアネックス / 2024年9月6日 19時52分

<パンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグ 最終日>個人戦で優勝しシャーレを掲げるサンバック(撮影・光山 貴大)

 ◇スポニチ共催第1回パンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグbyグランフィールズカントリークラブ最終日(2024年9月6日 静岡県 グランフィールズCC=男子7257ヤード、女子6226ヤード。いずれもパー72)

 9打差の首位から出た世界アマチュアランク21位のアマンダ・サンバック(米国・バージニア大4年)が、2バーディー、4ボギーの74とスコアを落としながら、1打差の通算9アンダーで逃げ切り、男女混合の個人戦で完全優勝を果たした。女子団体戦ではバージニア大が2位・東京国際大と13打差の286で優勝。記念すべき第1回大会で2冠を達成した。

 2日目まではボギーなしの11バーディー。男女が同じ組で回った最終日は安定していたゴルフが影を潜めた。「一日中調子が悪かった」と言う通り、ティーショットがぶれた。3番で初のボギーを叩くなどバーディーなしで折り返し。追い上げる小林翔音(日大1年)との差はじわじわ縮まった。

 右OBとなった17番はボギーで1打差に迫られた。18番は第1打を隣ホールの斜面に曲げるなど絶体絶命のピンチを迎えた。がが、粘ってボギーでしのぐと小林翔も3パットのボギー。単独優勝が転がり込んだ。「17、18番のボギーは残念だったけど、それでも勝てて良かった」。男子を押しのけての優勝に胸をなで下ろした。

 サンバックがホールアウトすると、待ち受けていたチームメートがグリーン上に駆け寄ってきて、全員で抱き合った。他の選手はほとんどが団体優勝の経験がなかった。「優勝に導けたのはうれしく思う。みんなが駆け寄ってきてくれた景色は忘れられない」。サンバックにとって大学生活最後の1年の最初の大会で勝てたことは、かけがえのない思い出となった。

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