西武・甲斐野央が古巣本拠地初登板で1回無失点 自己最速タイ160キロも山川に左前打「次はやり返す」

＜ソ・西21＞　8回1イニングを抑えた甲斐野央　　　（撮影・成瀬　徹）　　　

　◇パ・リーグ　西武1―0ソフトバンク（2024年9月6日　みずほペイペイ）

　西武・甲斐野央投手が古巣の本拠地初登板で1回を無失点に封じて完封リレーに貢献した。

　ソフトバンクにFA移籍した山川の人的補償として加入した右腕は1―0の8回に登板。「若鷹軍団が流れているなと。それぐらいの余裕があったので、そこまで緊張していないと思えた」と笑った。

　1死から山川に左前打を浴びるなど一、二塁も正木、柳町を連続三振に斬った。自己最速タイとなる160キロを2球マークし「（山川に）結果は打たれたけど、出せる力を出した。次はやり返します」とリベンジを誓った。

　8月に右肘痛から復帰して以降は4試合連続無失点。「いろんな状況が混ざって僕だけじゃないパワーが出た。最後は三振で切り抜けられたて良かった」と特別なマウンドで役目を果たした。