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日本代表 10日にバーレーンと激突 豪州元代表アロイジ氏が語る難敵の特徴

スポニチアネックス / 2024年9月7日 4時37分

速攻の鍵を握るバーレーンのカミル・アルアスワド

 26年W杯アジア最終予選初戦で中国に7―0で快勝した日本代表は10日(日本時間11日)、敵地でバーレーンと対戦する。5日に敵地でオーストラリアを1―0で下したバーレーンはどんなチームなのか。現オーストラリア1部ウェスタン・ユナイテッド監督で、06年W杯で日本相手にゴールを決めた元オーストラリア代表FWジョン・アロイジ氏(48)がスポニチ本紙のインタビューに応じ、チームの特徴などを語った。(取材・構成 垣内 一之)

 オーストラリアがホームで格下にまさかの敗戦を喫し、アロイジ氏も「予選突破にはホームで必ず勝たないといけない。難しい試合展開だった」と驚きを隠せなかった。

 「相手の戦略は我々にプレーするスペースをあまり与えないように非常に深い位置で守り、ボールを奪ったら素早く速攻というものだった」

 その言葉通り、バーレーンは4―4―2でブロックを敷いて自陣で守備を固め、カウンターを仕掛けた。ボール保持率はわずか20%で、パスは相手の500に対し202。圧倒的に試合を支配されながら、後半44分のクロスが相手に当たってオウンゴールとなり、金星を挙げた。

 オーストラリアの敗因を「ボールを動かすのが遅すぎた。ボールを素早く動かせず、トップにいる選手の動きも良くなかった。ワイドに展開してボックス内にクロスを入れたときも、うまく守られた」と分析。バーレーンの特徴を「タラジッチは良い監督。守備がコンパクトで、ボールを奪ったら素早く前進しようとするが、決して守備陣形は崩れない。それが彼らの強みだ」と解説した。

 選手個人に関しては「攻撃は背番号19(アスワド)はスピードがあって、速攻の鍵を握る選手。高さのある守備はセンターバックの16番(バケル)、2番(ベナディ)が良かった。中央突破するスペースを与えてくれなかった」と指摘した。

 では、日本はどう戦えばいいか。「ボールを持った時に素早くサイドからサイドへ動かし、ワイドで2対1、3対2の数的有利をつくる。時に1対1で仕掛けること。ボールを保持した時は、相手の速攻にも備える必要もある」。

 最後に「バーレーンはとても組織的だ。試合をスローダウンさせハイテンポでプレーできないようにして相手を苦しめるが、早い段階で得点すればまた違った試合になる。中国戦の日本を見たが、日本は問題なく勝てると思う」と予想した。

 ◇ジョン・アロイジ 1976年2月5日生まれ、オーストラリア出身の48歳。91年に地元アデレードでプロキャリアをスタートし、海外ではイングランド・プレミアリーグのコベントリー(現2部)、スペイン1部オサスナ、アラベスなどでプレー。オーストラリア代表で出場した06年W杯では、3―1で勝利した日本戦で1得点。11年の引退後は指導者の道に進み、現在はウェスタン・ユナイテッドを指揮。国際Aマッチは55試合27得点。

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