日本ハム・マルティネス サヨナラ押し出し「秘密兵器です！」レイエスは連続安打25で止まる

＜日・オ＞9回、サヨナラ四球を選ぶ代打のマルティネス（撮影・高橋　茂夫）

　◇パ・リーグ　日本ハム3―2オリックス（2024年9月6日　エスコンF）

　日本ハムは大事な場面で選球眼が光った。代打のアリエル・マルティネス捕手（28）が、サヨナラ押し出し四球を選び3連勝に貢献した。笑顔でお立ち台に上がった助っ人は「ヤリマシター！水谷、上川畑が四球を選んでくれて、大事なシチュエーションに（打席が）来るのは分かっていた。僕はファイターズの秘密兵器です」とちゃめっ気たっぷりに胸を張った。

　2―2の9回2死満塁で代打で登場。守護神マチャドの5球目の内角のツーシームに反応せず、勝利が決まる見逃しを決めた。新庄監督は「満塁になったらグワチョ（マルティネス）って決めてました。彼には4ミリくらいの（違いの）ストライクとボールを集中力で見極められる力がある」と称えた。

　一方で、球団新記録となる25試合連続安打のフランミル・レイエス外野手（29）は、4打数無安打で記録がストップ。それでも「まずはチームが勝って良かったです。クライマックスシリーズ、日本シリーズに出られるように全力を尽くします」と切り替えて前を向いた。