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巨人・阿部監督 井上またしてもカバーリング遅れ…ぐっと腕組み 解説者「可愛いんでしょうね」

スポニチアネックス / 2024年9月7日 15時3分

<巨・D>初回、ベンチの阿部監督(撮影・島崎忠彦)

 ◇セ・リーグ 巨人―DeNA(2024年9月7日 東京D)

 巨人の阿部慎之助監督(45)が怒りをしずめるようにぐっと腕組みをする場面があった。

 6連勝中と上り調子のDeNAをホームに迎えての一戦。先発マウンドに送った5年目左腕・井上温大投手(23)が初回に1点先制を許し、0―1で迎えた2回だった。

 井上は1死走者なしの場面で打席に迎えた8番・京田にスライダーを引っかけさせ、打球は一、二塁間へ。

 このゴロを一塁手の岡本和が処理したが、井上のベースカバーが遅れて内野安打となった。

 井上は京田が打った次の瞬間、すぐに一塁ベースカバーに入ろうと動いていたが、なぜか一度スローダウン。再び走り出したが、間に合わなかった。

 このプレーをベンチで見ていた阿部監督は表情こそ変えなかったものの、怒りを抑えるようにぐっと腕組み。その後も戦況を見つめていた。

 阿部監督にとって井上は2軍監督時代から天塩にかけて育ててきた愛弟子。

 井上は前回先発した8月24日の中日戦(バンテリンD)で今季7勝目を挙げたものの、4―0で迎えた7回に先頭・村松の一塁ベースに当たってハネ上がった打球に対してベースカバーが遅れ、内野安打にしてしまう場面があった。

 そして、1死後、代打・ブライトに2ランを浴び、阿部監督はここで即座に投手交代。試合後には「カバーリングもできないピッチャーですからね。そこで罰(ばち)が当たって、ホームラン打たれたんじゃないですかね、はい」と怒りの表情でコメントしていた。

 なお、今回は後続を打ち取って無失点で切り抜けた井上。BS日テレのテレビ中継で解説を務めている元巨人捕手、コーチの村田真一氏(60)は井上に対して厳しく当たる阿部監督について「可愛いんでしょうね」と期待の裏返しと推測し、うれしそうな声でほほえましく語っていた。

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