関大・金丸 故障明け秋初戦は登板回避、今後も「終盤の1、2回」制限付き起用へ

＜関大・近大＞9回、関大・金丸（中央）は出場なく試合を終えた（撮影・中辻　颯太）

　◇大学野球関西学生野球秋季リーグ開幕節1回戦　関大0―3近大（2024年9月7日　わかさスタジアム京都）

　関西学生野球の秋季リーグが7日、京都市のわかさスタジアム京都で開幕し、関大は近大に0―3の零敗で初戦を落とした。

　阪神などの今秋ドラフト1位候補に挙がる金丸夢斗（4年）は、登板機会がなかった。

　春季リーグ期間中の5月中旬に「腰の骨挫傷」を発症して離脱。その後の実戦登板は7月下旬の紅白戦の1度のみ、対外試合は未登板で秋本番を迎えた。

　秋初戦はベンチ入りして救援待機。最後までブルペンで準備を始めることはなかった。

　小田洋一監督は「（終盤の）1、2イニングぐらいであれば（投げさせようと考えていた）。（今秋は）基本は救援だが、変化していく可能性はある。金丸の場合は投げられる状態であれば、スピードがなくても緩急で抑えられる」と説明した。

　金丸自身は「投げるかどうかは分からなかったが、明日とあさってを勝てば勝ち点が取れるので切り替えてやりたい」と話した。

　◇金丸　夢斗（かねまる・ゆめと）2003年（平15）2月1日生まれ、神戸市出身の21歳。小1から野球を始め投手や一塁手。広陵中では軟式野球部に所属。神港橘（兵庫）では1年秋からベンチ入りし、2年秋から背番号1。関大では1年秋からリーグ戦に登板し、昨秋から57イニング連続自責0。リーグ通算39試合20勝3敗、防御率0・88。1メートル77、77キロ。左投げ左打ち。