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獺ケ口笑保人、吉池隆真両三段が昇段でプロ入り 獺ケ口は群馬大医学部4年生「将棋と両立を」

スポニチアネックス / 2024年9月7日 18時19分

四段昇段を決めた獺ケ口笑保人三段(左)と吉池隆真三段(撮影・我満 晴朗)

 将棋のプロ養成機関・奨励会の第75回三段リーグは7日、東京都渋谷区の将棋会館で最終日を行い、獺ケ口笑保人(おそがぐち・えほと=24)、吉池隆真(りゅうま=19)両三段が10月1日付での四段昇段(プロ入り)を決めた。

 三重県熊野市出身で、群馬大医学部4年生の獺ケ口は15勝3敗で1位通過。「他の成績を気にすることなく、自分の将棋に専念できたのが大きかった」とリーグを振り返った。名前の「笑保人」は「笑顔を保つ人」と「エフォート(英語で努力)」が由来という。医師免許取得を目指し、将来的には研究者の道を希望している。「可能な限り将棋と両立させたい」と話した。医学部在学中に棋士となったケースは極めて異例。女流棋士では伊奈川愛菓女流二段(33)が医師として活動している。

 14勝4敗で2位の吉池は東京都荒川区出身。「今回は昇段を意識して頑張ってきた。気持ちの持ち方が昇段につながったと思う」と喜びを口にした。(我満 晴朗)

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