西武・渡辺久信監督代行 DH解除の執念采配を説明「シチュエーションを見ながら…」逆転連勝で40勝到達

＜ソ・西＞勝利しナインを迎える渡辺監督代行（右端）（撮影・岡田　丈靖）

　◇パ・リーグ　西武3―2ソフトバンク（2024年9月7日　みずほペイペイD）

　西武が首位・ソフトバンクに逆転勝ち。連勝でカード勝ち越しを決め、40勝に到達した。

　初回に西川の犠飛で先制も、3回に牧原にソロ、近藤に勝ち越し打を浴び逆転を許す展開。しかし1―2で迎えた8回に先制打の西川が同点打、同点の9回には外崎に勝ち越しの5号ソロが飛び出し逆転勝利をつかんだ。

　7回裏にDHを解除した渡辺久信監督代行（59）。1―2の7回表に4番・DHの佐藤龍が四球で出塁すると、代走に奥村を送る。その裏にDHを解除し、奥村を左翼に、先発投手の今井を8番・投手とした采配は試合中にトレンド入りもした。

　指揮官はこの采配について試合後「何かシチュエーションを見ながら、奥村を入れといた方がいいかなとね。接戦になってきたんでね。延長もあり得るかなと思いながら。あそこ外しました」と説明した。

　「この2試合はこういう形で、何とか粘り強く、最終的には1点差で勝ちがついたっていうところで、非常にタフなゲームなんだけども、みんな最後まで集中してやってくれた」

　しびれる試合を2戦連続で制し40勝に到達。最後に首位・ソフトバンクに3タテを食らわすチャンスと声を掛けられた渡辺監督代行は「一応、権利はもらったので明日頑張ります」と笑顔を見せた。